世界のSTEAM教育

2019.08.02

アメリカ 学びとつなげるサービスラーニング

ジョージア州にあるオークグローブ小学校では、一人の女子児童が白血病と闘っていました。彼女のクラスメイトたちは、病気の治療法の発見を手助けしようと決意しました。そこで、彼らは白血病の治療法研究を支援する募金プログラム「Pennies for Patients」に参加しました。

このプログラムが通常のものと違う点は、ガン研究のや患者支援のための資金集めが中心にあるということです。この資金集めは競争の形で行われ、賞も設けられています。また、このプログラムを提供している非営利組織は、体内循環システムを学ぶための教材も提供しています。

この学校の児童たちも、資金集めの一方で病気がどうやって人体に影響するのかも学びました。白血病は血液の癌ですが、児童たちは体内の循環システムについて学ぶ際に白血病の仕組みについても学びました。こうして、学びが実体のあるものになるとともに、自分たちが勉強していることが実際の生活にどう適用されるのかを見ることができます。

集めたお金を数えることも、算数を実際に使う良い機会です。児童たちは、資金調達のゴールを決め、集まった額を記録しました。

また、感情的な動機が伴っていたことも、より積極的に授業に関わる理由となります。もしテストのためだけに人体について勉強するのでは、記憶にはあまり残らないでしょう。しかし目標があれば、積極的な関与が生まれます。

こうして、低収入のこの学校で児童たちは2週間の間に3100ドル以上を集め、人体や白血病についても学びました。

参照記事:We Are Teachers “How Students Can Engage in STEM and Fight Cancer at the Same Time”

Leukemia & Lymphoma Society ホームページ

(文:佐藤琴音)