2019.08.22

世界のSTEAM教育

アメリカ 地域社会の課題を解決するコンテスト

スマートフォンのGalaxyなどを手掛けるサムスンは、アメリカで「Samsung Solve for Tomorrow」というコンテストを開催しています。このコンテストは公立学校に通う6~12年生の生徒と教師を対象としており、2015年から毎年開催されています。

参加者たちが挑戦するのは、STEMの能力を使って地域の課題を解決すること。コンテストは、地域社会が抱える問題を自分たちで提示するところから始まります。審査は長期にわたり、9月から翌年の4月までかけて第4ラウンドまで設けられています。計画やビデオの提出、オンライン投票などを乗り越えてトップ3校に選ばれると、10万ドル相当の賞品と5月にワシントンD.C.で行われるファイナルイベントへの参加費用が与えられます。

ホーリーグローブ中学の開発風景(同校の紹介ビデオより)

2019年の優勝校の一つが、ノースカロライナ州の「ホーリーグローブ中学」。この学校が取り組んだ課題は、自動車による停車中のスクールバスの不法な追い越しです。週ないだけでも、毎日やく300件の不法な追い越しが報告されています。クラスメートが自動車に衝突されそうになったことをきっかけに、生徒たちは行動を起こしました。バスが発する停車信号が機能していないことを知り、アプリを開発してスクールバスが近づくとバス停のランプの色が変化する仕組みを作ったのです。試験的には成功し、市職員とともに追い越しが起きている地点への設置を進めています。

参照サイト

Samsung Solve for Tomorrow ホームページ

(文:佐藤琴音)