STEAMアンバサダーについて

我々は、教育関係者の皆様と企業のSTEAMアンバサダーを繋げる活動を行っています。
STEAMアンバサダーと共に、STEAM教育推進に共に取り組んで参りましょう。

STEAMアンバサダー制度

STEAMアンバサダーとは、イギリスで実施されているSTEMアンバサダーの仕組みを取り入れ、STEAM-JAPANがスタートした新たな制度、STEAMアンバサダーは、企業人、研究者、クリエイター、アーティスト、地域の方などが、自分の専門分野を社会に返元することで、次世代を担う次の世代に対しSTEAM教育の魅力を伝えていくことを目的としている。

イギリス国内では、STEM Learning U.K主催で3万3千人のSTEMアンバサダー、2500企業と企業の従業員がSTEM教育の一端を担う存在として学校の現場で活躍をしている。
STEMアンバサダーが次世代のSTEM人材とマッチングすることができる。また、企業側も、有能な人材の確保につながる、双方にwin-winの仕組みである。

STEAMアンバサダーの役割

イギリスのSTEMアンバサダーは、ハンズオンの実践的な授業(STEM科目)、STEMワークショップの企画・開催、STEMクラブ(部活動)のサポート、キャリア相談、STEMに関係する競技やイベントの審査員(例:ロボコン / 学生フォーミュラなど)、スピードネットワーキング、職場体験、展示会やイベントでのサポートなど幅広くSTEMの魅力を次世代に伝える役割をしている。

日本では、「価値創造 / 創造性」を含んだ「Arts(芸術 / リベラル アーツ)」の要素を含めたSTEAMアンバサダーとして、同様の役割を担う。
全業が持つ課題、研修者が持つ課題を、日本の教育の現場に還元し、企業と学校を繋ぐ役割となっていく。
社会人が各々の専門分野で、教育の場に還元していく。子供と大人が学び合うこと、それが当たり前となる。

国内でのSTEAMアンバサダーについてはこちら

そんな社会を創っていきたいという想いから一般社団法人STEAM JAPANにて、STEAMアンバサダー制度を開始。ご興味ある企業の方は、お問い合わせページからご連絡ください。
「STEAM教育普及への普及の課題は」動画はこちら(日テレ NEWS24)まで。

STEAM JAPAN 認定 STEAMアンバサダー

  • 世界的F1チームのスーパーメカニカルデザイナー 松下 智紀

    次世代の子供達に、知盛を組み合わせて自分で社会に価値を作り出していくことができること、そして是非それを意識して欲しいと伝えたいです。STEAMアンバサダー制度はまだ新しい取り組みですが、自分が社会で得た知識などを、子供達にも伝えていく役割をさせていただくのは嬉しいことだと思っています。

    東京大学工学部機械工学科卒業、Oxford Brookes大学院にてMotorsport Engineering修了。

    現在はルノーのF1車開発機「Renault Sport Racing」にてSenior Mechanical Designer, Formula One Car(F1の車)のデザイナーとして10年以上の経験を持つ。ルノーの2019年のF1カー「RS19」では、Outboard Suspensionのデザインを担当。

  • シスコシステムズ合同会社 SEマネージャー 福田 秀幸

    <子どもたちへのメッセージ>

    インターネットを正しく使うことで、世界とつながり、そして行動することで新しい価値を無限に生み出すことができるようになります。いつどんな場所でも「つなぐ」こと「つながること」の楽しさを知り、自分が住んでいる地域を自分の手でこれまで以上に良くして創造できるような活動を支援したいと思っています。

    <プロフィール>

    国内IT企業を経て2004年に世界最大のネットワーク機器開発会社 シスコシステムズへ入社。ネットワークエンジニアとして、主に自治体、教育、医療機関を中心にネットワーク、セキュリティ、コラボレーションインフラの導入を支援。また地方創生に向けたIT人材育成を推進し、企業経営者から教職員、若者、子どもに対して、IoTハンズオン講座やコミュニティ、啓蒙活動を実施中。
    主な協議会への取り組み:
    電波環境協議会 医療機関における電波利用推進部会 構成員
    あいち無料公衆無線LAN推進協議会 セキュリティ等PT 構成員
    みえIoT推進ラボ IT人材育成WG 構成員
    みえデータサイエンス推進構想有識者会議 構成員

  • 寺田 天志

    <子どもたちへのメッセージ>

    3Dという技術はこの世界にある「かたち」をほぼすべて作り出すことができます。こんなものが作れたらみんなの役に立つかなとか、かっこいい乗り物が作りたいなどができるようになります。そしてそのような「かたち」には全て理由があります。自分は3D技術をいろいろな分野で使って「かたち」を作り出してきました。みんなの頭の中にある「かたち」を生み出す楽しさの、きっかけ作りができたら良いなと思います。

    <プロフィール>

    3D技術やデジファブを活用し、教育、伝統工芸、映像、アート、デザイン等多様な分野で横断的な作品作りをする。
    それらの作品や活動は国内外の賞を受賞。
    またその実践の中で得た経験や知恵の出口としてSTEAM教育プログラムの開発を行う。

    WHOが発表したゲーム障害などによる子供達の体力低下への懸念から、フライングディスクを活用し運動型STEAM教育プログラムを開発、キッズデザイン賞にて最優秀賞(内閣総理大臣賞)受賞。
    キッズデザイン賞
    受賞作品

    最近では3Dプリントで阿波人形浄瑠璃人形を完全再現。
    高価な実物を複製することで、子供達が実際に触れて体験可能にした。
    3DDEKO PROJECT

    その他受賞多数
    T3DW

  • 日本電気株式会社 コーポレートインキュベーション 本部マネジャー
    NEC X. Inc, Director of Innovations
    菊地 良太

    <子どもたちへのメッセージ>

    「子どもの無限の可能性」を信じています。自分が好きなこと、突き動かされるくらいにやりたいことを見つけ出し、自分の可能性を信じ切って没頭してみることが何より大切で、そこから新たな学びや誇りが生まれてくると考えています。私が今までに培ってきた経験や知識、知恵がその手助けになれたら何より嬉しいです。また、対等な対話を通じてお互いに刺激を与え合えるような関係を目指します。

    <プロフィール>

    慶應義塾大学商学部卒業。小学校から高校まで日本、ドイツ、英国で育つ。
    現在は、NECで海外での事業開発の推進とともに、教育領域の事業開発を統括。IT企業とコンサルティングファーム、米国シリコンバレーでの業務経験、および、NEC X社の発足/運営を通じて、DeepTechを起点とした事業開発およびアクセラレーションの経験と知見を豊富に有する。同時に、教育と社会の在り方について思いを馳せる一児の父でもある。