中高生による社会課題解決を表彰するアワード
自分たちの未来は、
自分でつくる!

What is
STEAM
JAPAN
AWARD?

時代の変化について、ずっと叫ばれてきていましたが、
まさに2020年は、我々みんなが全てのアップデートを求められるタイミングとなりました。
コロナウイルス後の、日本全体とそして未来を生きる若者に求められる力は
「変化を受け入れて、前に進みぬく力/新しいものを生み出す力」。

一定のレールに乗れば安心・安全、その時代は終わり
次の時代へと我々は移行していきます。
日本にも、今、すでに
変化を受け入れ「自ら課題を設定」「自分のスキル」でそれを解決する
そんな次世代が台頭してきています。
是非、そうした人々にスポットを当てていきたい。
そうした思いで「自ら課題を設定し、アイデアをカタチにして解決していく」
中高生を表彰する取り組みをスタートします。

ひとりひとりが、未来の当事者。

STEAM JAPAN AWARD 2020.

STEAMの目指すところ

STEAMとは
科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。 知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。

体験の中でさまざまな課題を見つけ、クリエイティブな発想で問題解決を創造、実現していくための手段を身につけます。
社会とテクノロジーの関係がますます密接になっていくこれからのAI時代、この5つの領域の理解と学びを具体化する能力がますます必要となってきます。

我々は、このアワードでは「自ら課題を設定し、新たな変化を生み出す人材
=STEAM人材」として表彰取り組みをいたします。

STEAM教育詳細は:https://steam-japan.com/practice/891/

受賞者発表

※ 審査員・企業コメント・詳しい作品内容は追ってお知らせします

Gold
賞金10万円

矢座孟之進
東京学芸大学附属国際中等教育学校
高校3年

ドキュメンタリー作品による原子力発電に対する意識改革

Category: 科学(Science), 技術(Technology), アート(Art)

「原発やエネルギー問題に関する関心や知識を含めた『意識』の向上をいかに図るか?」を研究課題とし、その課題を解決するために、ドキュメンタリー作品を提案した。実際に作品を制作し、高校や映画祭、中学生サミットなどを含む10箇所での上映、上映の前後でのアンケート及びその分析をした。結果として、視聴者のうち約8割もの人々の原発に関する関心を向上させ、その要因の多くが、新しい知識や視点を得られたことにあるとわかった。さらに、関心が向上した視聴者は原発に対する意見も変わる傾向にあることを突き止めた。

Silver
賞金5万円

GENIE
立命館守山高校
高校3年

ビヨンド・コロナ・コンテスト

Category: 技術(Technology), アート(Art)

私達は、キャリア甲子園の決勝大会をコロナにより失いました。その際、辛い思いをしましたが、同時に私達と同じような辛い思いをしている人々が沢山いると知りました。なので、コロナによって挑戦の場を失い、辛い思いをしている学生や、以前よりも暗くなってしまった日本に対して、コロナの自粛期間であっても新たな挑戦をしたり、コロナと必死に闘う人々を応援したり等、三つの部門を設け、日本をもう一度学生の力で明るくしたいという考えの元、高校生自身でコンテストを創りました。それが、ビヨンド・コロナ・コンテストです。

Bronze
賞金1万円

Team DFE (Donate For Everyone)
仙台育英学園高等学校
高校1年

Donate For Everyone

Category: 技術(Technology), 工学(Engineering)

世界各地で起こっている諸問題について詳しく知り、関心を持った問題に対して寄付を通して支援することができるWebサービスを作成した。作成する際にはそのWebサイトを通じて、「報道されていないような課題についても理解を深めてもらうこと」「ひとりの力では直接その問題の解決に貢献することができなくても、みんなの力が集結することで世界を変えることができる」ということを伝えられるよう意識した。また、世界地図上に問題を表示するなどして、ただ情報を羅列したサイトではなく、視覚的にわかりやすいサイトとなるよう心掛けた。

Bronze
賞金1万円

環境研究班
青森県立名久井農業高等学校
高校3年

機能性集水システム〜日本の伝統工法が世界を救う〜

Category: 科学(Science), 技術(Technology), 工学(Engineering)

世界には雨季と乾季があるため安定した農業ができない乾燥地域が広く存在する。
私たちは土と砂、そして消石灰を混ぜて作る日本伝統の三和土(たたき)工法を用いて製作する機能性集水システムを開発した。このシステムは乾季の貴重な雨水を効率よく集めたり、雨季の豪雨で流出する土壌をせき止める機能を持っている。
さらに三和土に肥料成分を混ぜることで、緩効性肥料の機能も付加され、乾燥地帯の食糧問題解決に貢献できるシステムとなった。実験をもとにデザインされたブーメラン状の形状は、シンプルな機能美をまとっている。

Bronze
賞金1万円

大竹 正真
千葉県立千葉工業高等学校理数工学科
高校3年

鋼板桁橋を応用した、新しい避難施設の提案

Category: 科学(Science), 技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)

「新しい避難施設」は、既存の避難施設に「親しみ易さ」と「柔軟な対応力」を取り入れた避難施設です。
「新しい避難施設」は、道路を避難施設とすることで避難者にとって身近な存在になり、誰もが避難しやすい施設です。避難施設の核である浮揚体は、造船や鋼鈑桁橋で使用される鋼鈑で出来ており、その内部には“コア”と呼ばれる空間を有するため、船の様に浮上をします。そのため、想定以上の津波が襲来した場合の対応が可能な柔軟な対応力を持った避難施設です。また、固定ポールを目立たせることで正常性バイアスの克服を目指しています。

CISCO賞
クラウド管理型ワイヤレスアクセスポイント Meraki MRシリーズの提供

さば
高校2年

高齢者向け多機能ショッピングカート『BUDDY』の提案

Category: 技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)

遠くに住む祖母になかなか会えずにいて日々気にかける中で、高齢者が買い物や散歩の際に使うカートに色々な機能をつけ、元気に生活している事を遠方の家族に知らせる事が出来たら、と思いついた。
車輪にサイクルメーターをセットして歩行距離の計測、高齢者でも簡単に使える通信デバイスをセットし、指紋認証式の電子マネー決済やGPS機能を搭載。
POSレジ連動により買い物の内容も記録し、
それらのデータを自動的に遠くの家族に送信する事で高齢者が元気に活動して健康的に食べているかどうか把握でき、異常があればすぐに気付く事が出来る。

CISCO賞
クラウド管理型ワイヤレスアクセスポイント Meraki MRシリーズの提供

SHUN
大阪府立四條畷高校
高校2年

孫の目

Category: 技術(Technology), 工学(Engineering)

コロナ禍により、様々な事がスマホを介して行われるようになったが、その操作は高齢者には分かりづらく難しい。しかし、高齢者と接触する事は出来ないため、その問題をリモートの状態でも解決したいと考えた事がきっかけ。『孫の目』とは、老眼鏡に小型カメラ・イヤホン・マイクが一体となっており、Bluetoothによりスマホと繋ぐ事が出来るツールである。『孫の目』をかけた高齢者が電話をかけると、着信側のスマホには老眼鏡を通して見ている映像が映るので、着信側がスマホの操作を教えてあげられるというものである。

PANASONIC賞
社員によるパナソニックセンター東京ご案内券

Daisy
京都学園高校
高校1年

ヘルプマークなどを使用している人のためのDaisyというセンサーの開発

Category: 技術(Technology), アート(Art)

交通機関でヘルプマークなどに気付かないことがよくあります。そこでマークをつけた人が近くにいる時は携帯に通知するという仕組みにしました。マークをつけている方が助けが必要になった時にセンサーを上下逆さにして反応させると周りの人に通知が送られ、手助けをしてもらえるというものです。そうすると、『ヘルプマークを見かけたら、お声をかけるなど思いやりのある行動をお願いします。』と通知が来ます。この文章は必要に応じて変えることができます。デザインのモチーフは「協力」「幸福」が花言葉のブルーデイジーです。

スポンサー賞
Google 社員からのメンタリング+Googleグッズの提供

//ArcH
東京学芸大学附属国際中等教育学校
高校2年

Shearu

Category: 技術(Technology), 工学(Engineering)

皆さんは、これまでに寄付をしたことがありますか?日本は世界の中でもGDPが高い国ですが、寄付の金額は少ないのが現状です。例えばアメリカは年間寄付総額が約30兆円に対し、日本はわずか7800億円。その一方で、日本においても貧困は大きな社会問題です。約7人に1人の子供たちが、貧困に苦しめられているそうです。

そこで私たちは、お金をかけず、日常的に気軽に、寄付先を明確に寄付ができるアプリを作成しました。このアプリでは、アプリと提携している店で買い物をすると会計時の1%が子ども食堂に寄付される仕組みになっています。

オンライン表彰式の様子はこちら

一次選考通過者

STARCLE
海陽学園 高校2年
Category
技術(Technology), アート(Art)
江戸の卵
英理女子学院高等学校 高校2年
Category
技術(Technology), アート(Art)
きしふみ
高校1年
Category
技術(Technology), アート(Art)
松井野乃樺
高校1年
Category
科学(Science), 工学(Engineering), アート(Art)
山本朋義
東京学芸大学附属国際中等教育学校 高校3年
Category
科学(Science), 技術(Technology), 工学(Engineering), 数学(Mathematics)
KOKO
品川区立伊藤学園 中学1年
Category
科学(Science), アート(Art)
矢座孟之進
東京学芸大学附属国際中等教育学校 高校3年
Category
科学(Science), 技術(Technology), アート(Art)
学生団体GreenTeen
実践女子学園高等学校 高校3年
Category
科学(Science), 技術(Technology)
都立だってSDGs
都立上水高校 高校3年
Category
技術(Technology), アート(Art)
ぺんぎんず
加古川東高校 高校2年
Category
技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)
//ArcH
東京学芸大学附属国際中等教育学校 高校2年
Category
技術(Technology), 工学(Engineering)
SuperSix
豊島岡女子学園高等学校 高校1年
Category
技術(Technology)
SAKURA Tempesta
中2〜高2
Category
技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)
鞍馬寺とひみつ基地チーム
京都府立北稜高等学校 高校2年
Category
技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)
さば
高校2年
Category
技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)
Daisy
京都学園高校 高校1年
Category
技術(Technology), アート(Art)
中井綾
徳島県立徳島科学技術高等学校 高校3年
Category
技術(Technology), アート(Art)
Team DFE (Donate For Everyone)
仙台育英学園高等学校 高校1年
Category
技術(Technology), 工学(Engineering)
SHUN
大阪府立四條畷高校 高校2年
Category
技術(Technology), 工学(Engineering)
向陽高校RS開発班
和歌山県立向陽高等学校 高校3年
Category
科学(Science), 技術(Technology), 工学(Engineering)
環境研究班
青森県立名久井農業高等学校 高校3年
Category
科学(Science), 技術(Technology), 工学(Engineering)
ラグ
千葉県立千葉工業高等学校理数工学科 高校3年
Category
科学(Science), 技術(Technology), 工学(Engineering), アート(Art)
稲垣 桃
名古屋市立丸の内中学校 中学3年
Category
アート(Art)
パンプキング
同志社高校 高校1年
Category
技術(Technology), アート(Art)
ユノ
東京都立工芸高等学校 高校3年
Category
技術(Technology), アート(Art)
GENIE
立命館守山高校 高校3年
Category
技術(Technology), アート(Art)
あさしとろん
高校1年
Category
工学(Engineering), アート(Art)

募集作品

自ら課題を設定し、それを解決した施策をご応募をして頂きその内容を審査致します。

【作品例】

湯野拓也/石田翔梧『マスクホルダー』

STEAM スキル
ArtEngineering

〜コロナ禍で全力で仕事をしている人に安全を届ける〜
このような状況の中でも全力で仕事をしてくれている人に僕たちも何かしたいと思い、たどりついたのがマスクホルダー制作。プラスチック部分の材料はクリアファイルで、マスクの角につけた小さな磁石にガーゼを留めて使えるようになっている。デザインにもこだわっていて、ホルダーの切れ込み部分が笑った口元に見えるようにデザインを行った。また感謝の意を少しでも伝えたくて、拍手を表現した手紙も作った。

町田 翔『HELP CANE』

STEAM スキル
ArtTechnology

視覚障がい者の方が白杖を頭上に持ち上げて出すヘルプサインの普及率の低さがHELP CANE開発のきっかけ。救急車やパトカーの回転灯にヒントを得て、回転灯を取り付けた白杖を開発。誰でも見たことのある回転灯なので、若者から大人まで、夜間でも認知することができる。 さらに、従来の白杖のイメージを崩さないようシンプルなデザインを意識。また、回転灯部分のカバーはザラザラした素材にすることで誤作動のないようにした。

応募概要

GOLD
(1名)

賞金:10万円

SILVER
(1名)

賞金:5万円

BRONZE
(1名)

賞金:1万円

企業賞

CISCO賞:クラウド管理型ワイヤレスアクセスポイント Meraki MRシリーズの提供
Google 賞: Google 社員からのメンタリング+Googleグッズの提供
PANASONIC賞:社員によるパナソニックセンター東京ご案内券
※一部の企業賞について、実施時期につきましては、社会状況等に合わせて調整させていただきます。

参加条件

2021年3月時点で中学1年生から高校3年生までを応募可能な年齢と致します。
(高等専門学校や定時制高校に通われている場合は、2021年度3月時点で19才以下の方が応募可能な年齢となります。)
ご自身でご応募が出来ることが条件となります。保護者の同意を得てご応募をして下さい。

審査員

審査委員長
スプツニ子! (アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授)
1985年生まれ。インペリアル・カレッジ・ロンドン数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。RCA在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。最近の主な展覧会に、2019年「未来と芸術展」(森美術館)「Cooper Hewitt デザイントリエンナーレ」(クーパーヒューイット、アメリカ)、「BROKEN NATURE」(第22回ミラノトリエンナーレ,伊)、2017年「JAPANORAMA」(ポンピドゥーセンターメス、仏)2016年「第3回瀬戸内国際芸術祭」(ベネッセアートサイト直島)、「NEW SENSORIUM」(ZKMアートセンター、ドイツ)、「Collecting Future Japan – Neo Nipponica」(ビクトリア&アルバート博物館、イギリス)など。2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT) メディアラボ 助教に就任し Design Fiction Group を率いた。現在は東京藝術大学デザイン科准教授。VOGUE JAPAN ウーマンオブザイヤー2013受賞。2014年FORBES JAPAN 「未来を創る日本の女性10人」選出。2016年 第11回「ロレアル‐ユネスコ女性科学者 日本特別賞」受賞。2017年 世界経済フォーラム 「ヤンググローバルリーダーズ」、2019年TEDフェローに選出。著書に「はみだす力」。
特別審査員
浅野大介(経済産業省商務・サービスグループ サービス政策課長(兼)教育産業室長)
2001年入省。資源エネルギー、物流、危機管理、知的財産、地域経済、マクロ経済分析等の業務を経て、2015年6月より資源エネルギー庁資源・燃料部政策課長補佐(部内総括)、2016年7月より大臣官房政策企画委員としてサービス政策と産業保安政策の部局再編を担当し、その際に教育産業室の発足を企画。2017年7月より大臣官房政策審議室企画官、10月より教育産業室長を兼務、2018年7月より現職。
特別審査員
大杉住子 (文部科学省高等教育局私学部参事官(学校法人担当))
1997年、文部省(現・文部科学省)入省。幼児教育、大学教育、キャリア教育など教育分野を中心に担当し、愛媛県教育委員会保健スポーツ課長、在イタリア日本国大使館文化科学アタッシェなども歴任。2014年から文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室長として学習指導要領改訂の中核を担い、2017年から独立行政法人大学入試センター試験・研究統括補佐官として2020年度から実施される「大学入学共通テスト」の作問に関する業務に従事。2019年文部科学省 国際統括官付 国際戦略企画官(併)日本ユネスコ国内委員会事務局次長。現職は、文部科学省高等教育局私学部参事官(学校法人担当)。
実行委員長 兼 審査員
井上祐巳梨 (STEAM JAPAN 編集長)
日本最大のSTEAM教育専門メディア『STEAM JAPAN』編集長。地域・社会課題をクリエイティブで解決するイノベーションカンパニー株式会社Barbara Pool代表取締役/クリエイティブプロデューサー。一般社団法人STEAM JAPAN代表理事。

STEAM JAPAN AWARD
立ち上げの想い

まさに今、不測の時代と呼ばれるようになり「正解」がない時代となりました。
正解か不正解かで問題を問いていくのではなく、解のないものに立ち向かっていくその力そのものこそが、次世代にまさに求められていくことだと思います。
STEAM JAPANでは、そのような時代を切り拓く「自ら課題を設定し、アイデアをカタチにして解決していく」STEAM人材を表彰する取り組みを始めます。「自分が、変えていく。」そのくらいのパワーや想いを持つ若者を、全力で応援したいと思います。
STEAM JAPAN AWARD 2020 実行委員長 井上祐巳梨

実施にかける想い 詳しくはこちら

スケジュール

■応募開始期間:7月13日開始~9月30日
■オンライン表彰式:11月30日
※応募の状況等によって、投票期間・表彰日程は変更の可能性がございます。

応募スケジュールの変更
新型コロナウイルスの影響で夏休み期間が十分にとれない、もう少し応募期間を延ばしてほしいというリクエストがありましたので、応募締め切りを延長致します。

応募締め切り
ー9月30日(水)

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主催

STEAM JAPAN AWARD 2020実行委員会
https://steam-japan.com/
問い合わせはこちら

STEAM JAPAN AWARD
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