ニューヨーク 市が青少年のためのプログラムを提供
ニューヨーク市では、2014年にSTEAMイニシアチブプログラムが創設されました。目的は、市内の青少年に建築・建設・工学産業に関われる経路を作ることです。このプロジェクトを作ったのは、ニューヨーク市デザイン建設局(DDC)。市内の公共施設建設を管理したり、インフラのデザインや改善を担っている部署です。
内容としては、中学校から大学までの学生がこれらの分野についての意識を高めるようなプログラムを行なっています。具体的には以下のようなものがあり、他の組織と協力しながら、学びを実際の課題解決に活かせる場を若者に提供しています。
6~12年生(中学・高校相当)向け
- Young Engineers Program:教育局などと組んで、STEAMに関する放課後プログラムを提供
- Community Outreach:プロのエンジニアや建築家などが学校を訪問し、そのキャリアに至るまでの道のりなどを話す
- High School Summer Internship Program:高校生向け。6週間の間、実際に市のプロジェクトに関わる
大学生向け
- DDC Summer Internship Program:工学や都市計画などを学ぶ大学生・大学院生向けの約2ヶ月半のプログラム。給料を受けながら、一つ、または複数のプロジェクトに関わる
参照記事:NYC Department of Design and Construction “STEAM”
(文:佐藤琴音)