アメリカ 3M主催・中学生の科学コンテスト

3M Young Scientist Challengeは、アメリカの化学メーカー3Mが2011年より毎年行なっている科学コンテストです。

アメリカ中の5〜8年生が参加するこのコンテストでは、身の回りの問題を見つけ、その解決策を提案することが求められます。

今年は、6月23日に10人のファイナリストが発表されました。選考では、身の回りの問題についての解決方法とその科学的裏付けについて1、2分のビデオを提出しました。ビデオは3Mの科学者や教育指導者からなる審査員たちによって、創造性、科学的知識、コミュニケーションの有効性に基づいて審査されました。

選ばれたのは、11〜14歳の女子4人と男子6人。ファイナリストの一人ラーシャさんは、食料廃棄を減らすために、画像から農作物の病気を発見できる方法を考え、実際にモデルを作成しました。別のファイナリストのハーシャさんは、室内の空気の汚染を解決するために蜂の巣状の構造が有効だという事を見つけました。

ファイナリストたちは1000ドルずつ受け取り、3Mの科学者をメンターとしてアイディアを具体化する機会が与えられました。10月にバーチャルで行われるファイナルイベントで、複数の課題やプレゼンテーションよる審査が行われます。

優勝者には、25000ドルと「America’s Top Young Scientist」の称号が与えられます。

参照サイト

Yahoo! Science "3M Young Scientist Challenge Announces 2020 National Finalists and State Merit Winners"

3M Young Scientist Lab "Annual Challenge: Are you America's Top Young Scientist?"