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夏休みは、子どもたちがじっくりと探究・STEAM体験に取り組める絶好のチャンス。普段の学校生活ではなかなか時間をかけられない「自分なりのふしぎ」を、実際に見て・ふれて・考えられる貴重な機会です。
今回は、府省庁や国の研究機関・国立の博物館が開催する、安心して参加できる体験をお子さんの年代別にご紹介します。同じ施設でも、年齢によって楽しみ方や学びの深さが変わります。ぜひ、お子さんにぴったりの体験を見つけてみてくださいね。夏休みの自由研究のテーマ探しにもおすすめです。

年代を問わず楽しめる、夏の一大イベント。文部科学省をはじめ、内閣府、経済産業省、農林水産省、国土交通省など多くの府省庁が連携し、子どもたちが「社会のしくみ」や「国の仕事」を体験しながら学べます。各省庁がクイズやワークショップ、普段は入れない庁舎の見学などを用意。農林水産省はオンライン特設サイト「マフ塾」も開設するなど、STEAMにつながる体験も盛りだくさんです。会場(東京・霞が関)とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で、参加費はすべて無料。低学年向け・高学年向けなど、年齢に合わせてプログラムを選べます。
開催日程: 2026年7月29日(水)・30日(木)※開催時間は府省庁により異なります
開催方法: 各府省庁での会場開催+オンラインのハイブリッド
対象者: 小学生、中学生など(原則として保護者同伴/一部プログラムは高校生も対象)
参加費: 無料
申込: 当日自由に参加できるものと、事前申込制のプログラムがあります(府省庁ごとに申込方法・締切が異なります)
主催: 文部科学省ほか各府省庁
公式サイト(文部科学省): https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/
自分の「好き」や「なぜ?」を、観察や体験を通してぐっと深められる小学生に特におすすめのイベント。夏休みの自由研究のヒントも見つかります。

夏休み期間の国立科学博物館は、大型の特別展や、手を動かして楽しむ体験型イベントが充実します。2026年は、いきものの適応進化や生存戦略にスポットをあてた特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」を、7月11日(土)から10月12日(月・祝)まで開催。本物の標本や研究成果、迫力の映像を通して、生きものや地球のふしぎを深掘りできます。常設展も見ごたえたっぷりで、高校生以下は入館無料なのもうれしいポイントです。
対象:どなたでも(小学生と家族に特におすすめ)
特別展会期: 「いきもの超ワールド展」2026年7月11日(土)〜10月12日(月・祝)
料金: 常設展は高校生以下無料(特別展は別途有料)
主催: 独立行政法人 国立科学博物館 ほか
公式サイト: https://ikimonoworld.jp/

飛行機や航空の研究をテーマに、JAXAの研究者から直接お話を聞き、ワークショップにも挑戦できる小学生向けの体験イベント。学年ごとに日程が分かれていて、内容もその学年に合わせて用意されます。研究の現場にいる大人と身近に接することができる、夏休みならではの機会です。
対象: 小学生(低学年・中学年・高学年で日程が分かれます)
開催日: 2026年8月5日(水)低学年/6日(木)中学年/7日(金)高学年(各日 11:30〜・14:30〜の2回)
会場: JAXA調布航空宇宙センター 展示室(東京都調布市)
募集人数: 各回12組(24名)※申込多数の場合は抽選
申込締切: 2026年7月14日(火)12:00
申込方法: JAXAのウェブサイト「ファン!ファン!JAXA!」より
主催: 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
公式サイト: https://fanfun.jaxa.jp/event/detail/23290.html

全国の教員や研究者、企業・研究機関が出展し、約70もの体験型ブースが並ぶ夏の一大イベント。1992年に始まり、2026年で34年目を迎えます。今年のテーマは「対話」。実験や観察の中で生まれた「なぜ?」を誰かに問いかけ、考えを深めていく面白さを体験できます。「ダイヤモンド燃やします!!」「メダカの卵を観察しよう!」といった多彩な実験・観察ブースのほか、初日の午前には、ノーベル化学賞を受賞した野依良治館長による対話型プログラムも行われます。入場は無料です。
対象: どなたでも(小学生と家族に特におすすめ)
開催日: 2026年7月25日(土)・26日(日)9:15〜16:00
会場: 科学技術館 1階イベントホール・屋外(東京都千代田区・北の丸公園)
入場料: 無料
主催: 公益財団法人 日本科学技術振興財団・科学技術館
公式サイト: http://www.kagakunosaiten.jp/
専門的な内容にも踏み込める中学生・高校生。研究者と直接話したり、本物の観測・実験施設に足を運んだりすることは、進路や将来のヒントにもつながる内容をご紹介します。

日本の天文学研究のナショナルセンター。三鷹キャンパスは、予約不要・無料で自由に見学できます。日本最大口径の65センチ屈折望遠鏡がある天文台歴史館や、登録有形文化財の第一赤道儀室など、見どころが点在。さらに、宇宙可視化ソフト「Mitaka」で宇宙の大規模構造まで飛び回る立体映像を研究者が解説する「4D2Uドームシアター」の定例公開や、50センチ公開望遠鏡で月や惑星を観望する「定例観望会」もあります(いずれも無料・事前申込制)。本物の研究施設で宇宙にふれられる、中高生にぴったりの場所です。
対象: どなたでも(天文・宇宙に関心のある中高生に特におすすめ)
内容: 常時公開コース(予約不要・無料)/4D2Uドームシアター定例公開(要予約・無料)/定例観望会(要予約・無料、抽選制。2026年度は奇数月を中心に開催、オンライン配信の回もあり)
場所: 国立天文台 三鷹キャンパス(東京都三鷹市)
主催: 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台
公式サイト: https://www.nao.ac.jp/

小惑星探査機「はやぶさ2」の研究拠点でもある、JAXA宇宙科学研究所(相模原キャンパス)の見学施設。屋外には全長約27メートルのM-Vロケットの実機模型、館内には人工衛星・探査機の模型や解説パネル、体験型コンテンツが並びます。入場は無料で、夏休み期間も展示解説ツアーや実験棟見学ツアーが行われます。研究者や職員の話を通して、宇宙開発のリアルを感じられます(研究施設をまるごと公開する大規模な「特別公開」は、例年秋に開催されます)。
対象: どなたでも(中高生は研究内容にも踏み込んで楽しめます)
開館時間: 10:00〜17:00(最終入館16:45)※休館日は公式カレンダーでご確認ください
料金: 入場無料(見学ツアーの日程・予約方法は公式サイトでご確認ください)
場所: JAXA相模原キャンパス(神奈川県相模原市)
主催: 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
公式サイト: https://www.isas.jaxa.jp/visit/

東京・お台場にある、JST(科学技術振興機構)が運営する国立の科学館。「いま世界で起きていること」を科学の視点からとらえ、これからの未来を来館者とともに語り合う場です。夏休みには、ロボットやAIなど開発中の最新技術を体験できる実証実験や、中高生が「1日科学コミュニケーター」に挑戦できるプログラムなど、研究開発の最前線にふれるイベントを多数開催します。2026年7月1日(水)から9月27日(日)までは、国立極地研究所と共同で特別展「大南極展」も開催。科学コミュニケーターと対話しながら、最先端の研究を身近に感じられます。
対象: どなたでも(研究や進路に関心のある中高生に特におすすめ)
特別展会期: 「大南極展」2026年7月1日(水)〜9月27日(日)
料金: 常設展・特別展とも入館料が必要(料金や夏休みイベントの申込方法は公式サイトでご確認ください)
場所: 日本科学未来館(東京都江東区・お台場)
主催・運営: 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
公式サイト: https://www.miraikan.jst.go.jp/
「遠くまで出かけるのは難しい」「まずは気軽に始めてみたい」というご家庭には、おうちで楽しめるSTEAM体験がおすすめです。家族一緒に、自分のペースで、科学やものづくりの面白さを見つけてみませんか。

世界で注目されるSTEAM教育を、今日からおうちで始められる一冊。世界で実践されているSTEAMのアクティビティの中から、かんたんで楽しく、子どもたちが探究や創造をひろげられるものを30点紹介しています。特別な道具がなくても始められるものが多く、夏休みの「最初の一歩」にもぴったりです。
対象:4歳~小学校低中学年
公式サイト: https://steam-japan.com/books/ouchi-steam/
購入: Amazonほか各書店にて
購入はこちら:https://www.amazon.co.jp/dp/477433278X/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_MAMRMVJCDBA389H6KT6K
この夏休みが、お子さんにとって新しい発見が生まれる素敵な時間になりますように。年齢に合わせて「見て・ふれて・考える」STEAM体験を、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。
※各イベントの詳細や申込方法は、必ず主催者の公式サイトをご確認ください。開催日程・対象・料金などは変更される場合があります。本記事の情報は2026年7月時点のものです。