2023年1月28日(土)に大分県教育センターにて宇宙と科学の高校生シンポジウム(SSHS)が開催されました! SSHSは、大分県教育センターにてSTEAM教育や宇宙科学技術を通じて、次世代人材の育成を目指すイベントです。
当日は、大分県内の高校からおよそ100名の学生が集まり、宇宙とSTEAM教育に関連するトークセッションや、高校生によるSTEAM的思考で取り組んだ課題研究発表、また、STEAM教育を体感するワークショップなどが行われました!その様子を少しお届けします。
「宇宙をSTEAM探求するとはどういうことか」「宇宙のこれからをどのように考えていくのか」をSTEAM JAPAN編集長の井上がファシリテーターとなり、東京学芸大学の大谷教授と、宇宙STEAM教育アクセラレーターの菊池氏、大分県商工観光労働部先端技術挑戦課の堀氏をはじめとした方々に教育に関わる立場から話がありました。
約半年間、課題研究「OITA STEAM MISSION PROJECT」において、学校や学年の枠を超えた高校生たちが“実社会”に結びついた社会課題の探究を行った最終発表が行われました。全9チームのうち、選抜チームが、その成果を発表しました!
半年かけた探究の中でプロトタイプの作成まで行い、発表を聞いた高校生たちからも刺激をもらったというコメントが多く見られました!
午後は、STEAM教育を体感するワークショップを実施しました。ロケット制作から未来の宇宙食開発まで、多様なアクティビティを体感し、宇宙産業の未来と実現可能性について考えました。
実際にイベントに参加された高校生からは、同じ高校生の発表から受けた刺激や、ワークショップを通じて答えのない課題に対して取り組む楽しさについての感想、宇宙をより身近に感じ興味を持つことができたなど普段は得られない学びをしたことに対してのポジティブな感想がたくさん集まりました!
実際の感想(一部抜粋):
・遠い宇宙の話がグッと身近に感じられるようになった一日だった。 月面オリンピック、宇宙メイク道具などどんなことも考え方自体で宇宙に結びつけられることがわかった。 興味深く、貴重な話を伺えて楽しかったです。
・数学は答えにまでたどり着く過程やその考え方を深めることが大事だと考えていました。今日のワークショップで答えがない問題というものを初めて解き、混乱しましたが、答えがないだけであって考え方のプロセスはほとんど変わらないことを知りました。学校では、誰かが作った答えのある問題を解かされますが、たまには今日のようなタイプの問題も解く時間があったらいいなと思いました。
・自分で考えてチームの人と協力して自分達なりの解答に辿り着いていくプロセスが楽しかった。
・同年代のSDGsの研究発表がすごくよかったです。学校でも同じような取り組みをしますが、今日の発表のような具体的に商品を開発したり考案したりするようなことは行わないので、アクションすることの素晴らしさを感じました。他校の生徒の発表は聞いたことがなかったので、新鮮な気持ちで聞いていました。
・高校生の半年をかけた発表がすごかった。 どの班も今の環境問題や身近な問題に対して真剣に向き合ってどうしたらいいかをいろんな人の力を借りて具体的に考えていてすごいなとおもった。 自分もSDGsのバッチ欲しいです。