10代に向けたコンテンツの権利・著作権侵害に関する授業「10代のデジタルエチケット」学校向け無償プログラム教材の配布がスタート!

コンテンツの正規流通と著作権侵害に関する本質的な理解促進を目的に、日本の中高生に向け、違法動画が “なぜ、ダメなのか”を「10代のデジタルエチケット」として主体的・自律的に「自分ごと化」して考える学校向け無償プログラムの提供が開始されました!
教材は「10代のデジタルエチケット」特設サイトから

大分県と群馬県の高校生440名に対して実証実験を実施!

「10代のデジタルエチケット」無償プログラム提供開始に先駆けて、大分県立大分豊府高等学校、群馬県立高崎女子高等学校の生徒440名に対して実証実験を実施されました。その様子とアンケート結果はこちらです!

■実証実験の内容
【PBL型プログラム概要】
・授業テーマ:「どうすればデジタルエチケットを守れるのか?」

  • 1コマ目:コンテンツとはなにか・著作物とはなにか・クリエイターの権利とはなにか、クリエイターの権利の侵害と現状、海賊版について学ぶ
  • 2コマ目:日常で起こり得るストーリーから著作権侵害 について学び、デジタル社会で生きるうえでの著作物の大切さを伝えるコンテンツを作る

■実証実験の様子
▼大分県立大分豊府高等学校

▼群馬県立高崎女子高等学校

生徒が授業で作った著作物の大切さを伝えるキャッチコピー(一部)

授業に参加した各校の生徒からは、著作権については学んだことがあるけれど「思ったより理解できていなかったことに気がついた」という声が上がっているようです。

<実証授業後のアンケート結果>

全体回答数440名

<授業を受けた生徒からの感想(一部)>

学校で著作権の授業は受けていましたが 、文字の暗記みたいな感じで、実際に使えるものにはなっていませんでした。このプログラムでは、例を見ながら考え、こういう時に自分はどうしようと考える体験を通して、著作権が意外と身近にあることを知りました。今までは、映画制作者とか限られた人だけ関係すると思っていましたが、自分も作り手であることを知って、発信する時は気を付けなきゃいけないことを学びました。(群馬県立高崎女子高等学校)

他人が作ったものを勝手に使ってはダメということは理解していましたが、授業を受けてみると、著作権について知らないことがたくさんありました!特に、AIの話を通して、著作権の枠組みについて深く考えさせられました。私自身、デジタル社会の住民としてクリエイターの権利を侵さずに楽しめるようにしていきたいです。(大分県立大分豊府高等学校)

著作権について、基本的な内容は知っていると思っていましたが、実際に何が良くてダメなのかの、理解できていないことが多いと気がつきました。今までは何も考えずにコンテンツに触れていましたが、これからは普段の生活の中でも、著作権が侵害されていないかなど、自分の頭で考えていきたいと思います。(大分県立大分豊府高等学校)

「10代のデジタルエチケット」PBL型プログラム学習について

「どうすればデジタルエチケットを守れるのか?」をテーマに、なぜだめなのか、どうしたらいいのかを実社会に紐付け、自分ごと化して理解し学べる学校向け無償プログラムです。総合的な学習の時間や、週末の課外授業などの時間枠におさまる50分2コマの構成で、オフライン、オンラインどちらにおいても活用できる内容です。

授業にコンテンツ(著作物)についての内容を組み込みたい、生徒たちにデジタルエチケットを身につけて欲しいと考える教育関係者の方がいらっしゃいましたら、「10代のデジタルエチケット」特設サイトから、お問合せください!

プログラム監修:
一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)
一般社団法人STEAM JAPAN
協力:
経済産業省