大分県では、令和3年度からSTEAM教育などを通じて、先端科学技術分野等で幅広く活躍できる次世代人材の育成するために、「大分県STEAM教育推進事業」に取り組んできました。
本年度は、文理の枠を超えたSTEAM教育を通じて、課題発見・解決力やデータサイエンスなどの力を活用し、地方創生に貢献する多様な人材の育成する取り組みを推進しています。
生徒自身が現代的諸課題の解決に向かう思考力と創造力の源となる「データサイエンスの力」を育成する機会を創出していきます。(主催:大分県教育委員会・企画運営:(株)Barbara Pool・協力:一般社団法人STEAM JAPAN)
データサイエンスとは、統計学やプログラミングなどの理論を活用して、膨大なデータの分析や解析を行い、有益な提案を導き出す学問のことを言います。
そこで、データサイエンスとSTEAMを体感し、生徒一人一人の未来を考えるきっかけをつくる 「OITA DATA SCIENCE EXPO」を6月9日に開催しました!データサイエンティストとして活躍されているトップランナーの講演を皮切りに、衛星や宇宙生活、学校とデータサイエンスを掛け合わせてそれぞれの未来を考えるワークショップも体験。
当日は、大分県内の高校生1、2年生を中心に、230名が参加してくれました。イベントの様子を下記でお届けします。
公式ウェブサイト:https://www.oitasteam.jp
<午前の部>
「データサイエンスとはなにか。これからの社会とどのように関わるものなのか。データサイエンスがわかるとどのように変わるのか」をテーマにご講演いただきました。データサイエンティストとして活躍される本田氏から、データサイエンティストとして重要なこと、データの活用方法、また近年生成AIが活用されている中で、人間がどのように生成AIとデータと向き合っていくのかについて、高校生に向けてお話しいただきました。
デザイン思考を用いながら、データ収集を活用し、新たなアイデアを自分たちで考え表現していく体験型ワークを行いました。
<午後の部>
南部講師から、生徒自身の日常に感じる課題感と衛星データの利活用を、システム思考で考えるというワークショップを行いました。
浅野講師から、宇宙や宇宙ビジネスについてクイズを交えながら講演いただき、その後、自分たちの生活や未来につながる事業提案などのワークショップを行いました。
金子講師から未来の学校についての講演いただいた後に、山下講師から参加生徒がイメージしやすいように擬似のデータを活用し、データ整理分析を行い、生徒たちが問題の解決を考えるワークショップを行いました。
データセットを活用して、データを自らで分析・検証をして自分なりのアイデアで新たな解決策を導き出す、体験型のワークを行いました。
今年度のSTEAM教育推進事業のテーマ「超えよう、未来の予測を。」に沿ったマインドを持った、とても積極的な学生の皆さんと大変盛り上がるキックオフとなりました。
[参加した学生の声(抜粋)]
「データサイエンスについて詳しく知れてよかった。とても充実していて有意義な時間だった。」
「普段学んでることと繋がっていたり自分にも関係あることも多くて面白かった。」
「目的を達成するためにどのようにデータを読み取れば良いのか、どこに着目すればいいのかなどを知ることが出来たので、学校で機会があった時はこの経験を活かして自分が率先的にリードしていきたいと思った。」
「最初から最後まで面白かった!」
終始、前のめりになって参加してくれていた学生さんたち、皆さんありがとうございました!その他、今後もさまざまなプロジェクトやイベントが開催されますので、ぜひ参加してみてください♪
今後のイベントに関してはこちらをご覧ください。
→→→公式ウェブサイト:https://www.oitasteam.jp