2021.07.13│STEAMレポート

【STEAM JAPAN AWARD 2021ローンチ 特別企画】 〜2020受賞者 Gold賞 インタビュー

アウトリーチ活動”を増やすには、どうしたら良いと考えますか?自身の経験も踏まえて教えてください。

自分が研究課題に取り組み継続してこれたのは、学校環境にとても恵まれていたからだと思います。1 年生の時には先輩からの話を聞いたり、研究活動推奨などのオリエンテーションがあったり、私たち3人だけでなく、学校全体でみんな意識が高いのかもしれません。  
また先生方も、助言や相談に熱心にのってくださいます。先生は何か答えを与えてくれうというよりも、 全面的にサポートをし、自分達に今必要なことを気づかせてくれるような存在でした。

あとは、単純に高校生が交流できる機会がもっと盛んになると良いと思います。そういう場が増えて他校との交流がもっと増えたら、研究する人も増え、参加者も増え、研究を続ける人が増えるのではないかと思います。

今後の学生生活は何を学びたいと考えていますか?

以前は、理系を専攻していて、数学が好きです。

今回の映像製作や研究活動を経て、数学だけでなくもっと他の分野勉強してみたいと思うようになりました。原発はただ数字や科学だけでは、計り知れない問題(トランス・サイエンス)があります。今回の映像製作を進めて行く中で、哲学に興味を持ち始めました。

今後は、リベラルアーツを基盤に哲学専攻を考えています。それと、映像や映画に関しての勉強か物理 の勉強か考えたときに、幅広い分野を勉強できるところと考え、ハーバードへの進学を決断しました。 ハーバード大学への進学において、SAT(日本でいうセンター試験)の点数ももちろん重要ですが、それ以上にアウトリーチ活動はとても重視されるポイントです。 そこで差別化を測るには、このアウトリーチ活動のポイントが大きいと思います。

STEAM JAPAN AWARDに応募するか迷っている学生や、これから何かしたいと思って いる同年代の皆様に一言。

STEAM JAPAN AWARDは 応募条件が厳しくなく、そこが魅力の一つだと思います。サイエンスやテクノロジーだけでなく、手作りのアナログのようなもの・アプリなど製作も参加できるところがとても魅力的です。幅広い分野の学生が応募しやすいと思います。

研究活動に関しては、怖さも感じるかもしれないけど、高校生の私たち・若者がそういう課題に目を向け ていることが自体が喜ばれることもあります。思っている以上にハードルは高くないと思います。積極的に応募してほしいです。

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