2021.07.15│STEAMレポート

【STEAM JAPAN AWARD 2020 受賞者インタビュー】 〜Silver賞 ビヨンド・コロナ・コンテスト 〜 チーム:GENIE

GENIEは文理融合チームと聞きましたが、その魅力はなんだと思いますか?

奥西さん: 文系の廣田さんの影響を受け、私自身も法律の勉強をしてみたり、動画編集をしたり、様々なことに挑戦しています。 意見が対立することはありますが、文理の融合は、理系の自分にとっても、文系の方にとっても、 刺激になると思います。

廣田さん: 自分が苦手な技術的な分野を理系の二人はとても頑張ってくれました。その姿に刺激を受け、私自身も技術面の向上のためにコンテストに応募したり、パソコンを触る機会が増えました。良い刺激を与え合っていると思います。 答えの決まってない問いに対して、討論になったり、折り合いが難しく、話がまとまらないことも多くありました。 先日も3人で教育論について長く議論したこともありましたが、面白かったです。

―今後やりたいことはありますか?―

富岡さん: 琵琶湖ピッチというプレゼンテーション大会に出場しました。そこで提案したサービスを実現させたいです。あと、学校のバスの時刻表のデジタル化について考えています。現在、紙媒体のものしかないので、誰もが使いやすいものを考えています。卒業までの期間にどれぐらいできるかわかりませんが、取り組みたいです。

廣田さん: 以前参加したコンテストで考えたプロジェクトが二つあります。学校の購買でするプロジェクトと、もう一つは、長期間になる可能性のある教育に関するプロジェクトです。後輩も入ってきているので、引き継ぎながら一緒にやって行きたいです。

奥西さん: 私は、一旦進めてきたプロジェクトが終わり落ち着いているので、これから新たに始めるプロジェクトを模索しています。

社会解決に意識を向け、取り組んでいくような人材が増えていくためにはどうしたら良いと 思いますか?ー

富岡さん: 楽しんで学べることが一番だと思います。強制ではなく、自主的、楽しめる環境づくりが大事。僕も最初は興味がなかったのですが、強制的に何かきっかけをつくるというのはありかなっとも思います。もしかしたら、最初の機会は、無理矢理でもいいのかもしれないと思います。強制的に何かを学ばせる機会ができるのは、中高生がいいと思います。

奥西さん: 僕は、最初は積極的に取り組むタイプではありませんでした。顧問の先生からの勧誘でこの活動をスタートしました。周りからの勧誘で始めましたが、このチームで活動していく中で、さまざまな社会課題や、その課題解決の方法などを学び楽しくなりました。できることなら、無理矢理ではなくて、自然と自分たちが積極的に学べるものが1番いいと思います。

廣田さん: 日本以外の文化や人に触れるのも大事だと思います。私自身も海外留学で海外の同年代 の子の意欲を見て、影響を受けました。海外の同年代の子の意識・意欲の高さを知れたのは今の自分に良いきっかけになり、励みになります。 私たちみたいに意欲的に活動している人が、様々な人に対して、声かけをしていくのが良いと思います。活動するか迷っている人に、声をかけたら、興味を持ってくれる人は確実にいます。声をかけ続けていくことは大事だと思います。

AWARDに応募するか迷っている学生や、これから何かしたいと思っている同年代に一 言メッセージを

富岡さん: 何か活動している人がいたら、一緒に私もやりたいですね!

奥西さん: 誰かがやってくれるだろう。じゃなくて、自分で動いてほしいです。最初はちょっとしんどいかもしれないですが、やってみましょう!まずは些細なことからでもいい、やってみましょう!

廣田さん: もし、少しでも挑戦したいとか、何かやってみたいと気持ちを持っていたら、とにかく動いて みるしかない!行動を起こすしかないと思います。一緒に魅力を感じて動いてくれる仲間もそばにいると思います。

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