STEAM JAPAN AWARD | STEAM JAPAN

後援:

2024-2025

中高生による社会課題解決を表彰するアワード

自分たちの未来は、
自分でつくる!

審査委員長は、宇宙飛行士:向井千秋氏!

What is

STEAM
JAPAN
AWARD ?

ひとりひとりが、未来の当事者。
STEAM JAPAN AWARD

時代の変化について、ずっと叫ばれてきていましたが、まさに昨今は、子どもも大人も様々なアップデートを求められるタイミングとなりました。
新たな時代の日本全体とそして未来を生きる若者に求められる力は、「変化を受け入れて、前に進みぬく力/新しいものを生み出す力」。

一定のレールに乗れば安心・安全、その時代は終わり、 次の時代へと我々は移行していきます。
日本にも、今、すでに、変化を受け入れ「自ら課題を設定」「自分のスキル」でそれを解決する、そんな次世代が台頭してきています。
是非、そうした人々にスポットを当てていきたい。
そうした思いで「自ら課題を設定し、アイデアをカタチにして解決していく」中高生を表彰する取り組みをスタートしました。

STEAMの
目指すところ

STEAMとは

科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。 知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。

体験の中でさまざまな課題を見つけ、クリエイティブな発想で問題解決を創造、実現していくための手段を身につけます。
社会とテクノロジーの関係がますます密接になっていくこれからのAI時代、この5つの領域の理解と学びを具体化する能力がますます必要となってきます。

我々は、このアワードでは「自ら課題を設定し、新たな変化を生み出す人材=STEAM人材」として表彰取り組みをいたします。

STEAM教育詳細は:こちら

受賞作品の紹介

Gold
賞金10万円

高比良 悠汰
山陽学園高等学校
2年

ICTが変える海洋ごみ問題の解決への未来

海洋ごみ問題の解決に向け、スマホで利用できる自作アプリを開発。市民に街中の散乱ごみを調査・送信してもらい、そのデータを分析し解決策のエビデンスとした。市民が廃棄者であると同時に解決者にもなれる意識を育み、「1人の100歩ではなく100人の1歩」の実践を実現。ICTを活用し、リアルタイムで大量の情報を収集・可視化し、課題解決をスムーズに行える仕組みを構築した。

Silver
賞金5万円

果樹部 TEAM31
秋田県立大曲農業高等学校
2年

サステナW
—2031年、人も地域も取り残さない—

人口減少と高齢化は、稲作や果樹などの農業に影響を及ぼしており、労働面と物財費における費用対効果の低さが課題が課題となっている。また、殺菌剤などの農薬による環境汚染も深刻であり、稲作以外の園芸作物との複合化は進まず、耕作放棄地が増加傾向にあります。 私たちは、「地域資源を活用して地域環境を保全し、地域交流を図る」という活動理念の下、イネの種子消毒からブルーベリーの栽培、耕作放棄地の抑制まで繋がるプロジェクト活動に挑戦した。

Bronze
賞金1万円

Toi Nexus
東京都立産業技術高等専門学校
高専3年

二度と自分もみんなも騙されない、
「Fraud Shield Al」

チームリーダーが実際に騙された経験から「詐欺被害」の深刻さとソリューションが求められていることを実感し、スタートしたプロジェクト。私たちは詐欺検知デバイス「Fraud Shield AI」を開発した。既存プロダクトにはない、特徴が3つある。①リアルタイムでの詐欺検知・警告、②AIを活用した高度な詐欺検知、③簡単な設置優位性を持ったプロダクトとなっている。

日産財団賞
記念品

栽培環境班&Jr.
青森県立名久井農業高等学校
2年

霧化分離による
水耕栽培廃液の再利用

水耕栽培(養液栽培)が世界に普及してきた。水耕栽培の養液は廃棄すると水質汚染の原因となるが、特に導入が進む途上国では今後深刻な問題となる可能性があると考えた。そこで、私たちは霧化分離技術を用いた新たな処理技術を研究し、養液廃液を水と養液に分離することに成功。これにより廃液の再利用が可能となり、資源化の可能性を見出した。水耕栽培を専門に学ぶ中で、この環境問題に気づき、従来行われていない処理法の開発に取り組んだ。

Idea
賞金1万円

吉ノ薗陽向
群馬県立高崎高等学校
2年

自然会話からの認知症判定機能つき
会話ロボット「Dr.みまもりくん」の開発

2040年には高齢者の4人に1人が認知症になると予測される日本社会で、一人暮らしの認知症高齢者が特に問題となっている。しかし、病院での検査や地域コミュニティへの参加は高齢者にとってハードルが高い。そこで、日常生活の中で認知症を発見し、地域のサポートを受けながら社会活動に参加できる会話ロボットを開発。AIによる自然な会話、見守り機能、認知症の早期発見、地域コミュニティ紹介機能を備えている。

乳加工研究班
北海道静内農業高等学校
2年

ハチミツの抗菌作用を探れ!
~ハチミツの魅力を広め隊~

私たちの町は養蜂が盛んだが、町内産ハチミツの認知度が低いことがアンケート調査で判明。そこで、食品加工の知識を生かしハニーヨーグルトを開発しようとしたが、ハチミツの抗菌作用が乳酸菌に影響し失敗。その原因を研究し、抗菌作用を活かした商品開発に成功し販売を実施。また、ハチミツ学習会を企画し、町内産ハチミツの魅力を発信。さらに、地元食材と組み合わせたハニーペアリングレシピを開発し、コンテストにも挑戦した。

高山かれん・岩切風香
東京学芸大学附属国際中等教育学校
2年

学生による、学生のための性被害防止アプリ
SafeBuddyの開発

SafeBuddyは、公共の場における性暴力防止を目的とした、学生主導のアプリ開発・運営団体だ。私たちが開発したアプリには、性暴力の多発エリアを可視化するデジタルマップ、匿名で被害を通報できるレポートシステム、緊急時に警察と連携可能なSOSボタンを搭載している。さらに、性暴力への理解を深めるイベントを開催し、学生の意識向上にも取り組んでいる。日本を拠点に国際的にも活動し、誰もが安心して暮らせる包括的な社会の実現を目指している。

WTG
大分商業高等学校
2年

漫画を通して深めるジェンダー理解。

「私は男性が好き」と「私は女性が好き」を文面で表すとたった一文字しか変わらない。だけれど、現実に捉えると世間からの扱われ方は大きく変わってくる。この差は何か、私はとても不思議に感じる。ただどちらも「好きなものを好き」と言っているだけだ。だから、胸を張って自分を表現できないこの日本の現状を変えていくべきだと感じた。だから、少しでもジェンダーに関する悩みを感じている人を減らしていくためにも「ジェンダーの方達が抱えている悩み」を「漫画」に示してより多くの人に理解してもらうことが大事だと感じた。だから、実際にジェンダーの方達の実体験などを参考にして、ーから漫画を作成した。LGBTQだけではなく、H、A、N、Cの多様な性が抱える悩みに関する漫画を作った。

非法権天
早稲田佐賀高等学校
1年

被災地に「温かい」を届けるボイルボトル

石川能登の地震で温かいごはんを求めている人がいたこと、豪雪地帯ゆえに寒さが厳しかったことを知り、お湯があれば解決できると考え、自転車と作成した装置を用いて70度のお湯を作る『ボイルボトル』を開発した。渦電流の仕組みを教わり、その仕組みから、電気がなくてもお湯が沸かせるような仕組みができるのではないかと実験器具の製作から開発を実施した。

きのこのこ
京都府立桂高等学校
2年

きのこよ挑め!循環型社会へ

京都市は全国一のコーヒー消費量を誇る一方、コーヒー残渣の焼却による二酸化炭素の排出されると考えられる。さらに地球温暖化によるコーヒー豆の生産量減少が懸念されている。また、環境教育の停滞も課題。そこで、コーヒー残渣をきのこの菌床栽培に二次利用して地球温暖化防止と環境教育への活用を目指している。

松永 七海
高校2年

イカでイカを釣る!
~廃棄物(イカの甲)を用いた
生分解性プラスチックの開発~

近年、魚釣りがブームとなっており、その結果、海底には根掛かりした釣具が大量に放置され、海洋ゴミ問題の一因となっている。この問題を解決するため、自然界で分解される釣具の開発ができないかと考えた。そこでイカの甲から生成したキチンを利用し、生分解性プラスチック製のイカ釣り用疑似餌(エギ)を作製し、従来のプラスチックよりも分解性が高く、強度も高いβ-キチン製のエギの作製に成功。今後は、耐久性や製造コストの課題を解決し、環境に優しいプラスチックの実用化を目指している。

池上 巧
近畿大学付属豊岡中学校
2年

ポイバスター
~ポイ捨てゴミを捕獲して街と
一緒にレベルアップ!~

私が開発したAIを活用したゴミ拾いアプリ『ポイバスター』は、ゴミの種類を自動認識し、片手で利用可能。また撮影写真からゴミの情報を解析し、位置情報と組み合わせて地域特有の「オリジナルモンスター」を生成。ゴミ拾いをゲーム化し、記録・共有を通じて原因究明と根本解決を目指す。これによって地域住民が街の魅力を再認識し、自治体・企業との連携を促進。従来の環境活動とは異なり、AI技術で誰もが楽しめる新しい環境改善の場を構築を目的としている。

一次選考通過者

応募概要

賞金:10万円

賞金:5万円

賞金:1万円

アイデア賞:1万円

日産財団賞:記念品

参加条件

2025年3月時点で中学1年生から高校3年生までを応募可能な年齢と致します。(高等専門学校や定時制高校に通われている場合は、2025年度3月時点で19才以下の方が応募可能な年齢となります。) ご自身でご応募が出来ることが条件となります。保護者の同意を得てご応募をして下さい。

応募詳細は下記の応募フォームをご確認ください。

募集終了いたしました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!
厳選なる審査後、HPにてお知らせいたします。

審査員

審査委員長
向井千秋
(東京理科大学特任副学長 宇宙飛行士、医師・医学博士)

1977年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、医師免許取得。心臓外科医として勤務後、1985年に宇宙飛行士に選出され、94年と98年にスペースシャトルに搭乗。宇宙医学(宇宙と老化現象)や生命科学分野の実験を実施。その後フランスの国際宇宙大学客員教授、JAXA宇宙医学研究センター長などを歴任。現在、東京理科大学特任副学長兼スペースシステム創造研究センタースペース・コロニーユニット長。東京理科大学ダイバーシティ推進会議議長も務める。

特別審査員
久村春芳
(公益財団法人 日産財団 理事長)

日産自動車(株)総合研究所所長、フェロー等を歴任。 無段変速機の変速制御を中心に、登録特許88件。東京工業大学大学院機械工学専攻課程 修了、横浜国立大学大学院工学府システム統合工学専攻博士課程修了 (博士(工学))主な外部団体所属・社外活動として、自動車技術会フェロー、機械学会フェロー、東京工業大学学長アドバイザリーボードメンバー、GSA(Global Semiconductor Association)Advisor to BOD

実行委員長 兼 審査員
井上祐巳梨
(STEAM JAPAN 編集長)

日本最大のSTEAM教育専門メディア『STEAM JAPAN』編集長。地域・社会課題をクリエイティブで解決するイノベーションカンパニー株式会社Barbara Pool代表取締役/クリエイティブプロデューサー。一般社団法人STEAM JAPAN代表理事。

スケジュール

■応募期間:11月22日〜2月28日
■審査期間:締め切り後〜3月
■表彰:3月末 受賞者発表・オンライン表彰式
※応募・社会状況等によって、スケジュールは変更の可能性がございます。
※学校(団体)応募については、スケジュールが異なります。個別にお問い合わせください。

協賛


公益財団法人日産財団
https://www.nissan-zaidan.or.jp/

主催


STEAM JAPAN AWARD 実行委員会
(一般社団法人 STEAM JAPAN )
https://steam-japan.com/

後援