つくば SCIENCE DAY 2025 開催レポート ―子どもたちの「なんで?」が、研究者と出会い“探究”に変わった一日

2025年8月17日(日)、つくば市役所を会場に「つくば SCIENCE DAY」が開催されました。(主催:つくば市科学技術戦略課科学の街推進係/企画運営:株式会社Barbara Pool /協力:(一社)STEAM JAPAN)
小学生から高校生までを対象にした本イベントは、子どもたちの身近な「なんで?」「やってみたい!」を出発点に、研究者とともに探究を深める特別な1日。最先端の科学と直接触れ合える貴重な機会となり、会場は終始熱気と笑顔に包まれました。

午前の部|小学生(4〜6年生対象)

午前のプログラムでは、小学生が光や昆虫、香りの不思議に挑戦しました。
坂元先生による「光の不思議を体験しよう」では、プリズムを使った実験に子どもたちの目がキラキラと輝きました。

砂村先生の「昆虫で探究してみよう」では、実際の標本や生きた昆虫を前に、観察や質問が絶えません。世界のクワガタを見ながら、それぞれどんな違いがあるか、集中して観察する姿が印象的でした。

「嗅げば嗅ぐほど面白い香りの秘密」(森先生)では、香りを嗅ぎ分ける体験から「どうしてこんな匂いがするの?」「どうして香りによって気持ちの変化がおこるの?」と新しい疑問が生まれていました。

 中村先生による「送粉昆虫ってどんな虫?」では、実際に顕微鏡でハチを観察しながら、自然とのつながりを学び、ハチのからだの仕組みを実感していました。

午後の部|中高生(中1〜高2対象)

午後は、中高生が研究の最前線に挑みました。
荏原先生の「新素材を通じて世界を救う!」では、環境問題を解決する可能性を秘めた素材研究が紹介され、参加者から様々な質問が続出。

 「宇宙線を数えてみよう」(髙橋先生・三原先生)では、より実践的な内容で、宇宙から届く粒子を実際に観測する体験。パソコンを使ったグループワークで、多くの生徒が真剣になっていました。

 森先生による「3Dプリンターで生物を創造しよう!」では、最先端の技術を用いた造形に触れながら、夢中に手を動かす姿が見られました。実際の骨の仕組みを観察・考察しながら、骨格について理解を深めていました。

 「eスポーツで仲間と、世界と、科学とつながろう!」(松井先生)では、ゲームを通じて科学や社会との接点を考える新しいアプローチに、多くの中高校生が熱中しました。ゲームをするだけでなく、体を動かしてパフォーマンスを検証する姿もあり、参加者の笑顔が印象的でした。

当日は、事前申込の講座に加えて、申込不要で参加できる自由参加型のブースも設けられ、親子連れを中心に多くの来場者でにぎわいました。研究者と子どもたちが直接会話を交わす姿、実験の成功に歓声を上げる姿があちこちで見られ、科学を「学ぶ」だけでなく「体感する」イベントとなりました。

今回の SCIENCE DAY には、午前・午後あわせて数百名が参加し、つくばならではの科学の魅力を存分に体感する一日となりました。
子どもたちが「自分だけの探究」と出会い、研究者とともに深めた時間は、未来へとつながる大切な経験となったはずです。
次回もさらに多くの子どもたちに、科学の入り口に立つワクワクを味わってほしいと願います。