2023.10.25│実践！STEAM

カラフルゼリーを作ってハロウィンを楽しもう

ハロウィンが近づいてきましたね。今年の夏は暑かったですが、楽しいイベントが待っています！子どもたちカラフルなお菓子を作るのが大好きですよね。夏に使ったかき氷シロップを使って、簡単にカラフルなゼリーを作ってみましょう。

ゼリーを作る過程で、液体が固まる原理を学び、色を混ぜてオリジナルのデザインを考えることができます。親子で楽しみながら、科学的な観察力と創造力を養う良い機会になります。

用意するもの

・かき氷シロップ　お好みの色（なければ食用色素で）
・水約400ml (使用するゼラチンの使用説明書の適した量)
・ゼラチン　　１０g
・ゼリーを固める型　シリコンの型、タッパーなど　　３〜４個
・ボウル　　１個
・透明のコップ　　５〜６個（できれば透明だと、色の変化が見やすくて良い）

作り方

1:透明コップを３〜４こ並べます。好きな色のシロップをそれぞれのコップ１０mlずつぐらい注ぎます。
＊食用色素の場合はカップに水を入れて、そこに色づけしましょう。

2:色をつけたコップを並べて、色を混ぜ合わせてオリジナルカラーを作ってみましょう。
赤と青を混ぜたらどんな色に変わるでしょう。３色混ぜたらどうなるでしょう。
いろんな色を少しずつ混ぜながら、オリジナルのハロウィン色を作ってみましょう。

3:ゼラチンをお湯で溶かしていきます。
＊お湯を使うときはやけどに注意してください。
＊かき氷シロップは甘いですが、食用色素の際はここで砂糖も加えてください。
4:溶けたゼラチンと、オリジナルの色水を混ぜ合わせます。
混ぜ合わせた色付きのゼラチン液を、型にゆっくりと流し入れます。やけどには注意しましょう。
＊この時はまだゼリーが液体であることを観察して確認してください。この後、冷蔵庫で固めるとどのように変化していくのか、どのようなことに気づいたか話しあってみてください。

5:色付きのゼラチン液を型に入れたら、冷蔵庫で２時間程度冷やし固めます。かたまり具合は、型の大きさや分量で変わります。（かたまり具合は時々確認してください）
6:固まったゼリーはスプーンやフォークで型から外します。
爪楊枝や竹串で切れ目を入れてスプーンですくい取ることで、ナイフがなくても、サイコロのように小さいゼリーを作ることもできます。ハロウィンの型で、ゼリーを切り出してもかわいいでしょう。

7:好きな器に盛り付けて、食べましょう（何色と何色を混ぜたら、どんな色のゼリーができましたか？）

ゼラチンて、何？

ゼラチンは牛や豚などの動物の骨や皮などに含まれるたんぱく質（コラーゲン）を原料・主成分としています。冷やすと固まる性質があるゼラチンは熱に弱く、透明感があるのが特徴です。

どうしてそうなるの？

物質をできるだけ小さな部分に分けた時の一番小さな単位を分子と言います。物質はこの小さな分子という粒が集まってできています。ものが固まるのは、この分子が関係しています。
ゼラチンの分子は水と組み合わさり冷えると網目状の構造になります。
その中に水分（液体）が閉じ込められると液体が固まったような状態（固体）になります。この状態がゼリーとなります。プルプルの秘密です。
やわらかく口どけがよく、弾力があるのでプルンとした食感に仕上がります。