この実験で作る「非ニュートン流体」とは、加える力の大きさによって粘度が変わり、個体のようになったり液体のようになったりする物質です。二つの材料を使うだけで、簡単にできちゃいます。
コーンスターチ(片栗粉でもOK):カップ1
水:カップ1
ボウル
ボウルの中で、コーンスターチと水を混ぜ合わせます。手で混ぜるのがやりやすいです。水を少し足しても良いですが、少しずつ分けて入れましょう。
サラサラにならない、適度な硬さにします。
少しつまんだときに容器に自然に戻ってくるくらいの硬さがちょうど良いです。これで、非ニュートン流体の出来上がりです。
固体のようにつまめますが、液体のように流れ落ちていきます。ぎゅっと握れば、ボールのようにもなります。
この非ニュートン流体は、実は色々な身近なものがあります。例えばバターは、力を加えるまでは硬いですがバターナイフでぎゅっと押せばするすると動き出します。また、ケチャップも容器を押せばサラサラと動いてチューブから出てきますが、出てきてしまえばその場所にとどまります。
このように、身近な食べ物や日用品にも非ニュートン流体があります。
身の回りのものから、非ニュートン流体を探してみましょう。さらに、その性質が活用されているものがないか調べてみましょう。
Little Bins Little Hands “cornstarch science activity and non newtonian fluids”
一関工業高等専門学校「《躍動》踊る流体~非ニュートン流体について~」
Open Lab 「お菓子作りの材料は、科学者にとってどう視えるのか?」
(文:佐藤琴音)