今回紹介するのは、ダ・ヴィンチが考案した橋です。
きれいなアーチになりますが、実は接着剤も釘も一個も使いません。それでも、とても丈夫な橋ができるんです。
厚紙(写真はティッシュの空箱)
厚紙を、細長い短冊形に切ります。それを真ん中でおり、山形にします。同じものを9本作ります。
これで準備は完了です。次は、橋の形に組み上げていきます。
この作業には、少なくとも二人必要です。画像を見ながら組む順番を考え、息を合わせて組み上げてください。
丈夫にするコツは、棒が内側や外側に曲がらないようにすること。多少ずれても組み上がりますが、上に何か載せるとすぐに潰れてしまいます。
出来上がった橋は、手のひらより少し大きいくらい。でも、文庫本を載せてもつぶれませんでした。
この橋を作るのに大事なのが材料です。山形の厚紙に行き着くまでに、まず試したのは鉛筆。でも、滑ってすぐに崩れてしまいました。接着剤などを使わないこの橋を支えるのは、摩擦力だけだからです。次に、折っていない厚紙を試しました。しかし今度はペラペラすぎました。そこで半分に折って厚みを出すと、今度はうまくいきました。
でも、この材料にも弱点があります。それは重いものを乗せると折れてしまうこと。もっとうまくいく材料は何でしょう?あるいは、厚紙の折り方を変えたら?
身近な材料を試して、丈夫で組み立てやすい材料を探してみてください。
さらに、同じようなやり方でどんどん橋を長くすることもできます。「ダヴィンチ 橋」で検索するといろんな大きさや材料の橋が見られます。ぜひ挑戦してみてください。
i Game Mom “How to Build Da Vinci Bridge with Pencils – A fun STEM Challenge”
(文:佐藤琴音)