世界のSTEAM教育

2020.07.20

子どもの科学的好奇心を引き出す セサミストリート

セサミストリートは、1969年から50年以上親しまれてきた子ども向けの教育番組です。NPO法人「セサミワークショップ」によって制作され、リサーチと研究に基づいたコンテンツを提供してきました。番組では子どもに親しみやすいマペットを通して、様々な題材が扱われています。最近では、難民となった子どものための番組を製作したり、自閉症のキャラクターを登場させたりと、世界中の多様な子どもに向けてメッセージを発信しています。

そのセサミストリートでは、2010年に放送されたシーズン41からSTEMに着目した科学への興味関心を引き出す2年間のカリキュラムが始まりました。プログラムの中で重要な役割を果たしたのは、「スーパーグローバー2.0」です。青色のモンスター「グローバー」は、好奇心旺盛でおっちょこちょい。そのグローバーが変身したスーパーグローバー2.0は、磁石やばね、そして調査・観察・レポートという「スーパーパワー」を使って、トライアンドエラーを繰り返しながら問題を解決します。さらに翌年のシーズン42では、別のキャラクター「マレー・モンスター」が子供達と実験を行うコーナーが始まりました。

取り組みはテレビ番組だけではありません。2013年には、「Little Discoverers: Big Fun With Science, Math and More」というウェブサイトが開設されました。このサイトでは、「実験」「エンジニアリング」「計測」「ものの性質」「力と運動」「浮くか沈むか」という7つの項目が扱われています。それぞれに短いビデオが数本あり、それぞれの概念についての説明やマレーの実験コーナーを見ることができます。また、教員と親のそれぞれに向けて、アクティビティのやり方やアドバイスをまとめたワークシートもついています。番組を見ることに加え、大人と一緒に子ども自身が試してみることでより学びを深めることができるのです。

このカリキュラムは2年で終了していますが、好奇心や課題解決能力を伸ばすという目標はその後のシーズンでのカリキュラムでも引き続き継続されています。2019年に始まったシーズン50のカリキュラムでは、「可能性の力」をテーマに失敗を恐れない心を育てることがテーマでした。

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参照サイト

New York Times “‘Sesame Street’ Widens Its Focus”

Sesame Workshop公式HP

(文:佐藤琴音)

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