【海外STEAM記事】STEAM JAPANが国際バカロレア(IB)一条校認定校*との導入連携をスタート

一般社団法人STEAM JAPANが、スイス(ジュネーブ)に本部をおく、国際バカロレア機構(IBO)一条校認定校*との連携をスタートしました。STEAM JAPANでは、2023年10月1日にサービス提供を開始したSPARK!導入校として、岐阜市にあるIBが提供する国際バカロレア初等教育プログラム(PYP)の一条校として日本初の認定校となったサニーサイドインターナショナルスクールとの連携を開始していきます。
SPARK!ウェブサイト:https://spark-japan.com
*サニーサイドインターナショナルスクール

また、2023年9月6日に日本で国際バカロレア機構(IBO)のオッリペッカ・ヘイノネン事務局長(元フィンランド教育大臣)と関係者が集まり、STEAM JAPANをご招待いただきました。現在、世界159以上の国におよそ5,500校あるIBワールドスクールの関係者や、IBワールドスクール認定校の候補となる教育施設関係者などが集まり、今後の教育についての情報交換が行われました。

当日は、中国の天津インターナショナルスクールで実施している最先端XR授業の紹介もありました。
AR+VRを活用した「XR=クロスリアリティ」と呼ばれる技術を使用したこの授業では、これまで生徒たちが数字の羅列を表で見ていたような情報をビジュアル化し、データサイエンスを簡単に理解しやすく、そして主体的に学ぶことを可能にします。

授業で使われる実際の画面イメージ
世界各国の平均寿命のデータセットをXRで視覚化(ヘッドセットをつけることで、立体的な情報として触れることができる)

さらに、データで気になる情報の変化を見つけた場合は、AIに質問しディスカッションを活性化していくことや、生徒たちの興味をひくことも可能です。これらの技術を使うことで、教員が答えを知らなくても授業をスムーズに推進していくことができ、グループごとに教員が張り付かなくても生徒が主体的に授業に取り組み、深く学んでいくことが実現しています。まさに、新しい時代のゲームチェンジャーとなる最先端の授業が行われていると感じました!

(STEAM JAPAN編集部より)
STEAM JAPANでは、海外の先端教育の共有などの勉強会・講演会なども実施しています。自治体、教育委員会等の教育関係者様でご興味のあられる方はこちらまでご連絡ください。※ご返信にお時間いただく可能性がございます、大変恐縮ですがその点はご了承くださいませ。