“ひらめき”をカタチにするミュージアム「AkeruE(アケルエ)」 4月3日オープニングイベント開催!

パナソニック株式会社では、「パナソニックセンター東京」内の次世代向け科学ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」をリニューアルし、SDGsやSTEAM教育をテーマにした、パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」として、2021年4月3日(土)にオープンすることを発表しました。

詳細はこちら

「AkeruE(アケルエ)」オープニング記念トークセッション『未来の教育会議 from AkeruE』

また、AkeruEでは、オープンを記念し『未来の教育会議 from AkeruE』 と題したトークセッションを開催!「この先の未来を築いていく子どもたちにとって、大切なこととは?」、「これからの時代を見据えた教育とは何か?」、「今、注目されているSTEAM教育の本質とは何か?」などなど、これからの時代と教育についてトークします。

日時:2021年4月3日(土曜日)13時00分~14時30分

場所:リアル・オンライン開催

リアル会場よりご参加の方:パナソニックセンター東京 1階 NEXTコミュニケーションエリア※12時45分より受付開始、先着20名様のご案内。ご希望の方は受付時間に会場へお越しください。

*オンライン会場よりご参加の方:YouTube LIVE ※配信URL

【セッション1】『これからの時代に必要な教育とは?』

<登壇者>井上 祐巳梨(STEAM JAPAN編集長、株式会社Barbara Pool 代表取締役)/中島 さち子氏(ジャズピアニスト、数学研究者、STEAM教育者)/松本 理寿輝氏(まちの保育園・こども園/まちの研究所株式会社 代表)/池之内 章(パナソニック株式会社 パナソニックセンター東京 所長)/ファシリテーター:松井 創氏(株式会社ロフトワーク Layout Unit CLO)

【セッション2】『STEAM教育の本質と未来の扉をアケル人づくりについて』

 <登壇者>五十嵐 美樹氏(サイエンスエデュテイナー)/筧 康明氏(研究者・メディアアーティスト、東京大学准教授)/川村 康文氏(東京理科大学 理学部教授)/安藤 健(パナソニック株式会社 マニュファクチャリングイノベーション本部 ロボティクス推進室室長)/ ファシリテーター:井上 祐巳梨(STEAM JAPAN編集長 株式会社Barbara Pool 代表取締役) 

イベント詳細はこちら

さらに今回はトークセッションにもご登壇される、パナソニック株式会社のブランド戦略本部 パナソニックセンター東京 所⻑ 池之内 章氏にAkeruEのオープンにかける想いをお伺いしました。

池之内 章氏

パナソニック株式会社 ブランド戦略本部 パナソニックセンター東京 所長ブランド部門に在籍し、スペースメディア関連の展示会・イベントに従事。北米・中南米での海外駐在の経験もあり。主なプロジェクトに、未来の住宅e-HII House(1997)、パナソニック創業100周年クロスバリューイノベーションフォーラム(2018)、展示会では、米CES・SXSW、独IFA、日CEATECなどを担当。4月3日(土)のオープニング記念トークセッションは、新施設AkeruE(アケルエ)の設立側の代表として参画。

クリエイティブミュージアム AkeruE オープンの経緯を教えてください。

「パナソニックセンター東京」内で展開されていた、理数の魅力を体感するミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」をリニューアルした施設がAkeruEです。一民間企業として次世代を担う子どもたちに何が出来るかを考え、小中学生にもっと理数分野の魅力を知って欲しい、そんな想いで立ち上げたのがRiSuPiaです。当時、子どもの理数離れが叫ばれていたこともあり、1人でも多くの子どもたちに理数分野の面白さを伝えたいと思いました。

 2006~2020年の14年間で累計460万人に来場いただきましたが、この14年間で大きく時代も変わりました。理数分野の重要性はもちろんですが、それだけでなく他の分野も含めた教科を横断したスキルが今後必要になってきます。さらに1人だけではなく、他者と協働し、SDGsをはじめとする社会課題解決にチームで取り組む力も重要になると考えています。このような観点から、時代の変化に合わせて施設をリニューアルすることを決めました。 ですが、RiSuPia設立時のコンセプトである、”次世代・未来を担う子どもたちに何ができるか”という着眼点は変わっていません。RiSuPiaのコンセプトをさらに発展させ、理数の魅力に、エンジニアリング、テクノロジー、アートの分野を融合し、子どもたちの好奇心を再発見出来るような仕掛けをたくさん作った施設がAkeruEです。

AkeruEの魅力を教えてください。

本格的な機器を使用したものづくりが体験できる【TECHNITO(テクニート)】
出典:https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/12/jn201225-1/jn201225-1.html

AkeruEでは、まず見た目の楽しさで興味を引き付けること、そしてその中にたくさんのフックを詰め込むことをポイントに空間をデザインしました。水族館や植物園のようなインスタレーションで見る人の目を引くとともに、もう一歩踏み込んで見てみると、生物学だったり物理やアートの視点から深掘りすることが出来ます。子どもたちの興味・関心は多岐にわたるので、出来るかぎりたくさんの仕掛けを取り入れました。大人と子どもで一緒に見ても、双方違った気づきがあるかもしれません。

 また、AkeruEのもう一つの魅力はアウトプットまでの道筋があることです。RiSuPiaは、原理原則などを楽しみながら発見するという、どちらかというと一方的なものでしたが、AkeruEは知ったことや学んだことを何らかの形でアウトプットしてもらうところまでをゴールに考えました。どんな形でも良いので、自分自身が感じたこと、興味を持ったことを形にして欲しいと思っています。

 そのためにAkeruEでは、動画配信ブース(PHOTON(フォトン))やクリエイティブスペース(TECHNITO(テクニート))があります。動画配信ブースでは、自分の感じたことを映像で表現することで他の人にイメージを共有したり、伝えたりすることができます。また、クリエイティブスペースでは、3Dプリンターやレーザーカッター・工具など様々なツールを使って、自分の想像したことをすぐカタチにすることができます。

 是非、1人1人の感性で感じて、興味を深め自分なりのアウトプットにチャレンジして欲しいです。

AkeruEをどのような空間にしたいですか?

子どもの好奇心が再発見できる場所になってほしいです。この施設の対象は小・中学生ですが、子どもだけでなく、高校生や大学生、大人も楽しんで頂けるのではと思います。子どもを連れてきた親世代も一緒に楽しみながら過ごせるような空間になると嬉しいです。

 また、教育やSDGs、STEAMに興味のある人たちが意見を交換したり共有したり出来るような、お互いに学び合う場にもしたいと思っています。さらに、領域を超えた幅広い教育が必要となるこれからの時代において、先生方にとっても何かヒントになるような、可能性を秘める場所になって欲しいです。

4月3日のオープニングイベントについて  、見どころやポイント・楽しみにしている点など教えてください。

 各方面の最前線で活躍されている方々に、AkeruEに込められた想いやコンセプトを元に、今後の教育の在り方を議論していただくことが出来れば、非常に有効な時間になると思っています。ここでの議論やアイデアがきっかけで新たなプロジェクトが生まれるのではないかと思っています。 登壇者の皆さまが集い、どんな話が出来るのか今から私自身もとても楽しみにしています。 

〜編集部より〜

これからの教育にご興味ある方は、下記のイベントを覗いてみると新たな発見があるかもしれません。

2021年4月3日(土曜日)13時00分~14時30分『未来の教育会議 from AkeruE』 ⇨オンライン視聴URLはこちら

<参考サイト>

プレスリリース「”ひらめき”をカタチにするミュージアム「AkeruE(アケルエ)」2021年4月パナソニックセンター東京内にオープン」

AkeruE WEBサイト