2023年7月22日(土)に大分県教育センターにてSTEAMフェスタが開催されました!STEAMフェスタは、STEAM教育や宇宙科学技術、脱炭素、メタバースを通じて、次世代人材の育成を目指すイベントです。
当日は、大分県内の高校からおよそ約130名の学生が集まり、STEAM教育やグローバルに関連する講演や宇宙、SDGs、メタバース、アントレプレナーシップに関するワークショップが行われました。その様子をお届けします。
<午前の部>
「STEAM教育とは何か」「ビジョンを描くスキルがSTEAMである」「これからの時代はどうなるのか」など、STEAM教育の可能性について、さまざまな話題について議論しました。
後半は大分の未来について皆さんの視点で考えるメガネフレームを使ったミニワークショップを行いました。皆さんの独自の感性が詰まったカラフルなメガネが並びました。
イラクでJICAの企画調査員、世界銀行でコンサルタントとして勤務されるなど、国際開発分野で幅広くご活躍されている真鍋氏にご登壇いただきました。
真鍋氏の体験談を通じて、自分自身の可能性を信じることができれば、誰もがアントレプレナーになれることを学びました。
<午後の部>
宇宙コースでは菊池氏から宇宙や月について講義をしていただき、その後カードゲーム「月のくらし 未来のきざし」を用いて、月のくらしの課題解決アイデアを考えるワークショップを行いました。
個人ワークののちにグループワークを行い、お互いに独自のアイデアを共有し合いました。
SDGsコースでは、途上国で最も支援が届きにくい地域において、貧困削減に繋がる革新的なテクノロジーの開発、検証、普及に取り組む一般社団法人コペルニク・ジャパン代表理事の天花寺氏から、探究の先にある未来や高校生だからこそできる学びについて、お話しいただきました。
後半では、事前に身近なSDGsの中からどんなものについて興味があるか聞いていたアンケートからグループに分かれて、課題解決アイデアを話し合いました。
メタバースコースでは、メタバースとは何かを知り、人間の生活の中で、どのようにメタバースが活かされているかをお話しいただきました。後半はメタバースを触ってみたり、エクスペリエンスデザインを体験してみるワークショップを行いました。
生徒たちは実際のものの感覚と見えるものが連動して動くのを体験して目をキラキラさせていました。
京都大学生に教えるアントレプレナーシップのプログラムから、地域資産に改めて気づき、そしてそれをどのように社会課題の解決の対価としてのビジネスに繋げていけるのかについてお話しいただきました。
そして、グループに分かれて起業プランを考えて模造紙にまとめて発表しました。大分県の高校生ならではの起業アイデアがたくさん見られました。
探究学習におけるスペシャリストの方と一緒に、これから大分県内の高校生が進めていく探究学習についてわかりやすく解説を行いました。後半は、「大分の未来にはどんな学校が必要か」を20文字で考えてみるワークショップを行いました。短い文章で伝えるのは難しく、悩んでいる様子も見られましたが、多種多様な未来の学校が発表されました。
このように、宇宙、脱炭素、メタバース、STEAM教育と分野横断的な学びが詰まった1日になりました。
参加した生徒からは、
「他の学校の人とたくさん交流でき、さらに学びを深めることができてよかった」「宇宙についてのもので知らない人でも一緒に良いものを作り上げるのはとても楽しかったです。」「自分で考える機会が多かったところが良かったです。すべてのプログラムで自分で考え、創作する活動があったところがすごく良かったです。」「身近なことに関連するSDGsのことが考えれて生活を見直したり未来を想像することができた」などの声を聞くことができました。
OITA STEAM PLATFORMでは、2023年度もオンライン講演会や宇宙と科学の高校生シンポジウム(SSHS)など様々なSTEAM教育に触れる機会をご用意しております。ぜひ今後気になるイベントがありましたらご参加お待ちしております!
今後のイベントについて、詳細はこちらからご覧ください。