STEAM JAPAN編集部が行く!現地取材シリーズ、今回はシンガポール紀伊國屋書店での『かんたんワクワクおうちSTEAM』本の発売開始を記念して、「シンガポール」のSTEAM施設をレポートします!
*『ワクワク!かんたん!おうちSTEAM』2025年2月よりシンガポール紀伊國屋にて発売決定!リリースはこちら
近年、AIやIoTなどの先端技術の発展を受け、理数教育に創造性教育を加えたSTEAM教育がアジアでも注目を集めています。シンガポールのSTEAM教育(以前のシンガポールSTEAM教育記事はこちら)に関しても、シンボリックな体験施設『Science Centre Singapore』があり、そちらを編集部で体験してきました!
子どもたちを科学好きになってもらい、国力をあげていくという目的で作られたこちらの施設では、1000近くのSTEAMアクティビティの体験が可能です。
宇宙感溢れる入り口
その中でも、特に印象に残った展示やアクティビティのほんの一部をご紹介します。
まず目を引くのは、Future Makersの コーナー。科学技術を活用し、さらなる未来を自分たち自身で作り上げていこう、という思いが詰まっていたエリアで、特徴的だったのは「Engineering Process」の展示です。
「FUTURE MAKERS」の文字がたくさん。
こちらは、Engineeringの過程を動画でわかりやすく示してくれるコーナーとなっており、DEFINE→IMAGINE→CHOOSE→TEST→IMPROVE→CREATE・・・→といった形で繰り返していくことのプロセスが非常に的確に描かれていたのが印象的でした。
動画つきなのでさらに分かりやすい仕掛けに
また、デジタルを活用した映像上映があるコーナーでは、地球を救うためのミッション!として子どもたち自身が、次世代の課題解決の当事者であることを理解してもらうための映像内容となっていました。
様々な動きをするロボティクスで、子ども達へのメッセージを表現
課題解決をするための様々な方法を考え、試す重要性についても語られます。
一貫して、この地球上の課題をSTEAMを活用して解決してくれる若いエンジニアたちへ、と映像を見る子どもたちに訴えかける作りとなっています。
そして、「We are our planet future makers!(私たちが地球の未来を創る!)」という言葉と共に締められているのがとても強く印象に残りました。
「自分たちの未来は、自分たちでつくる!」をスローガンとしているSTEAM JAPAN AWARD(中高生による社会課題解決を表彰するアワード)を想いを持って開催している我々に、とても共感する内容でした。もし現地に行かれる際は、こちらの映像コーナーにも足を運ばれてみると良いかもしれません。
その他、Digital Fabrication Spaceや、Tinkering studioなどデジタルものづくりができるスペースはいくつもありましたが、開催されていない時間帯もありそうなので足を運ぶ前に確認が必要かもしれません。
*STEAM教育の「最新」施設というよりは、遊び感覚で学びにもつながる場所という感じですので、その点はご留意ください。
・「自分たちの未来は、自分たちでつくる!」STEAM JAPAN AWARD2025 公式サイトはこちら(後援:文部科学省/協賛:日産財団/審査委員長:宇宙飛行士・向井千秋氏)
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・『ワクワクかんたんおうちSTEAM』本 シンガポール紀伊國屋販売開始記事はこちら