【アメリカ】Exploratorium 訪問レポート!創造性とアイデアが広がる科学美術館

Exploratorium(エクスプロラトリアム)は、アメリカ・サンフランシスコにある科学美術館です。1969年に創立され、科学、芸術、知識の探求を目指す施設として誕生しました。その魅力は、対話型の展示や体験を通じて科学的な発見を刺激する環境を提供していること。
今回、STEAM JAPAN編集部が実際にExploratoriumに行ってきた内容をレポートします!

五感で感じて考えることが、全ての始まり

Exploratoriumでは、訪問者が実際に手を動かしたり、実験を行ったりすることで、科学の原理や現象を体感しながら学ぶことができます。対話型の展示や体験が、科学的な理解を深める手助けをしてくれます。

入り口に掲げられた問いかけ「なんでこうなるのか?」は、科学的な体験を通じて考えを深めるきっかけとなります。Exploratoriumは、100年以上前の器具から最先端の技術まで幅広いアプローチを取り入れ、訪問者が「I wonder why(なぜだろう?)」と疑問を抱き、考えることを促します。

ワクワクが溢れる数々の仕掛け

訪問した際に特に驚いた点は3つ。まずは、Exploratorium内には実験コーナーが数多くあり、触れてみたり考えたりすることが徹底されています。子どもだけでなく大人も一緒に考えられる仕掛けが用意されている点にも注目です。
また、施設内には飽きさせない工夫がたくさんあります。常に新しい体験やワクワクが生まれるような仕掛けが施されており、科学を通じた大きな魅力を感じました。

創造性と問題解決能力を広げる場「The Tinkering Studio」

Exploratorium内にある「The Tinkering Studio」は、ティンカリング(手を使って創造的なアイデアを生み出すプロセス)に特化したスペースで、まさに、新しい体験やワクワクが生まれる場。訪問者は様々なオープンキットを使って自由にアイデアを形にすることができます。
ティンカリングはSTEAM教育とも密接な関係があり、ExploratoriumのThe Tinkering Studioでは、創造性や問題解決能力を促進する様々な取り組みが展開されています。

今回、Exploratoriumを訪れ、アメリカ社会では、子どもたちに最先端の科学や技術を体験する機会を提供し、未来を考えるきっかけを与えることに力を入れていると感じました。
STEM/STEAM教育は、学校や家庭だけでなく、Exploratoriumを代表するような公共施設での体験も重要です。子どもたちが科学を通じた"ワクワクする体験"をすることは、人生に大きな影響を与える可能性があるのかもしれません。

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<出典>

Exploratorium 公式サイト:https://www.exploratorium.edu/