教育施設でも進むICT化!全国の特色ある施設

教育施設の在り方が変化してきています。キーワードはICT化。エンターテイメント性やサービスの充実といった付加価値が加わり、子どもたちの学びを深めるためにさまざまな工夫を凝らした施設が増えています。

今回は、ICTなどを活用した特色ある教育施設の一部をご紹介します♪

パナソニックセンター東京「AkeruE(アケルエ)」(東京都江東区)

ギリシア語の「ひらめき力(Eureka)」にちなみ、パナソニック株式会社がオープンさせたこちらの施設では、子どもたちの知的好奇心を刺激する様々な体験を提供しています。展示を通して知性を育む科学館、多様なアート作品に触れ感性を養う美術館、さらに時期によって変わるテーマに合わせて自分で作品を作り展示できるスペースがあり、学びから実践、発信するまでのプロセスを体験することができます。

 

次世代型ICT教育施設「スカピア(仮称)」(神奈川県横須賀市)

今年4月に神奈川県横須賀市にオープンする次世代型ICT教育施設「スカピア(仮称)」。音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」としての発展を目指す横須賀市は民間企業と連携し、ICT環境向上とともにeスポーツ大会やスポーツテックの推進に力を入れています。スカピアではICT人材育成を目指し、プログラミングやeスポーツ等の最新ICT教室をはじめとして、習字、ピアノ、アート、暗算そろばんといった人気の高い習い事を提供される予定。タブレットなどを活用したICT教育でデジタル技術の可能性や学ぶ楽しさに触れ、自主性の育くみます。施設はNTTビル内に開設され、セキュリティカメラによる施設内見守りや顔認証による不正入室防止といったICT技術を活用した安全対策も施されます。

 

名古屋市科学館(愛知県名古屋市)

世界最大のプラネタリウム「ブラザーアース」を持つ名古屋市科学館。ギネス世界記録にも認定された最大内径35メートルあるドームで実物のように再現された星空を楽しむことができます。ドーム中央には星の動きや月の満ち欠けなどの天文現象を正確に再現できる光学式プラネタリウムと、過去や未来などの星空をコンピュータで計算し投影するデジタル式プラネタリウムが設置され、宇宙旅行の疑似体験を提供しています。限りなく本物に近い夜空にさまざまな映像体験を組み合わせることで、宇宙に対する理解を深めることができます。

 

沖縄県の魅力を発信!沖縄こどもの国「ワンダーミュージアム」(沖縄県沖縄市)

子どもの感性を刺激し豊かな発想を育む体験型教育施設「ワンダーミュージアム」などがある沖縄こどもの国。「理解と創造は驚きに始まる」とのコンセプトのもと、園内にはさまざまな仕掛けがある展示が用意されています。自分の声が変わる「おもしろマイク」や光で絵を描く「光のキャンバス」など、子どもたちは楽しみながら身近に存在する科学の不思議を体験することができます。ちなみに、園内には琉球列島固有の動物など約200種類の動物を展示する動物園もあり、郷土の魅力を子どもたちに伝えています。

 

最新技術を使って新たな価値体験を提供している教育施設に注目です。

参考文献

ICTの活用による生涯学習・社会教育の好事例の収集・普及・促進に関する調査研究 報告書 (mext.go.jp)

スマートスタジアムの取り組み|法人のお客さま|NTT東日本 (ntt-east.co.jp)

名古屋市科学館 (city.nagoya.jp)

横須賀市、NTT東日本、NTTe-SportsとのICT及び新たなスポーツを活用した「地域活性化に向けた3者連携協定」の締結について| 神奈川事業部 | NTT東日本 (ntt-east.co.jp)

https://www.okzm.jp/wonder/

https://www.panasonic.com/jp/corporate/center-tokyo/akerue.html