友達に秘密のメッセージを送りたいと思ったことはありませんか?
暗号を使ったり、色々方法はありますが、ちょっとワクワクする「見えないインク」はどうでしょう。なんと実は、身近なものが見えないインクになっちゃいます。この記事では2つの材料をご紹介します。
これらを綿棒やつまようじ、ブラシなどにつけて紙の上にメッセージを書き、完全に乾かせば見えないメッセージの出来上がりです。
インクの種類によって、メッセージが見えるようにする方法が違います。どのインクにどの方法が使えるでしょうか?
答えは写真の下です。見る前に、まずは実験してみましょう!
ベーキングパウダー・・・ブドウジュースを塗る
なぜ変わるの?・・・ブドウジュースの中には「アントシアニン」という成分が入っていて、この成分がブドウジュースの色のもとです。このアントシアニンは液体の性質が変わると色が変化します。ブドウジュースは酸性ですがベーキングパウダーはアルカリ性なので、混ざることで液体の性質が代わり、アントシアニンの色も変わるのです。
レモン果汁・・・熱する
なぜ変わるの?・・・レモンは酸性の液体です。書いたインクが乾いて蒸発しても、酸は紙に残ります。これを熱すると、インクで描いた部分だけ先に茶色くなり始め、文字が浮かび上がります。
見えないインクは昔から秘密の情報のやり取りに使われてきた道具で、他にも色々な方法があります。ぜひ探してみてください!
KW “Making Invisible Ink Appear”
(文:佐藤琴音)