グミのプニプニした食感、どうやってできているか知っていますか?実は、少しの材料で簡単に家で作ることができます!火を使うので、小さなお子さんは保護者の方と一緒に行ってください。
グミが冷えるのを待つ間、なぜグミができるのか考えてみましょう。グミを固めている材料はゼラチンですが、このゼラチンは「ポリマー」という物質でできています。
全ての物質は小さな小さな「分子」という粒が組み合わさってできています。その中で「ポリマー(高分子化合物)」とは、その分子がたくさんくっついて長いチェーンのようになったものです。どんな分子がどうやってつながっているかによって、ポリマーは硬くなったり、もちもちしたり、よく伸びたり、透明になったりします。身近にあるプラスチックや、体の中のDNAもポリマーです。
ゼラチンのもとはコラーゲンというタンパク質で、3つのらせん状のポリマーからできています。ゼラチンはこれに熱を加え、ポリマーがバラバラになったものです。ゼラチンを入れたジュースを冷やすとバラバラだった分子が網の目のようになりジュースの分子をとらえるので、固くなるんです。
さて生のフルーツを使う場合、キウイなどゼラチンが固まらないものがあります。なぜ固まらないのでしょうか?ヒントは、お肉の後にこれらのフルーツを食べると消化を助けるということ。ぜひ実際に確かめて、なぜ固まらないのか考えてみてください!
Left Brain Craft Brain “Polymer Science: Homemade Fruit Gummies”
(文・写真:佐藤琴音)