問題です。水の入ったコップと空のコップが並べてあります。水が入ったコップから空っぽのコップに水を移してください。ただしコップに触ってはいけません!
そんなの無理、と思うでしょう?でも、なんと紙一枚でできちゃうんです。
今回の実験はとっても簡単。待っているだけで虹ができる、マジックみたいな実験です。
じっと待っていると、紙が水を吸い上げていき、隣のコップに水がたまっていきます。
3時間ほど待つと・・・
きれいなにじができました!
キッチンペーパーを水が移動していくのは、「毛細管現象」が起こっているからです。毛細管現象とは、細い管を水が重力に逆らって上っていく現象のこと。キッチンペーパーは細いせんいでできていますが、このせんいの隙間が管のように働いて水を引っ張りあげるので、水が移動します。植物が地面から水を吸い上げられるのも、この現象が起きているからなんです。
紙の種類や水の深さによっても移動するスピードが違ったり、はたまた移動しなかったりします。いろんな状況で試してみてください!
参照サイト
Fun Learning for Kids “Rainbow Walking Water Science Experiment for Kids”
(文・写真:佐藤琴音)