実践!STEAM

2020.05.14

牛乳をプラスチックに変えてみよう!

牛乳からカチカチのプラスチックができるなんて想像つかない?錬金術みたいな話ですが、とっても簡単にできちゃうんです。キッチンを探せばすぐに材料は見つかるはず。さあ、早速作ってみましょう!

用意するもの

  • 牛乳
  • 酢またはレモン汁
  • 耐熱容器
  • (あれば)クッキー型や製氷皿
  • ざる
  • キッチンペーパー

やり方

  1. 牛乳カップ1を、電子レンジで600w1分半ほど温めます
  2. 酢またはレモン汁大さじ4を牛乳に入れ、1分ほどかき混ぜます。すると牛乳が固まってきます
  1. できた生地をざるにあけ、水気を切ります。
  1. 生地をキッチンペーパーでくるみ、ぎゅっとしぼります。ここでしっかり水気を切るほど、丈夫なプラスチックになります
  2. クッキー型や製氷材に生地をつめたり、手で丸めたりして形を作ります
  1. 型から生地を外し、2日間乾かします
色をつけてみました。

2日後・・・

出来上がり!

乾くと、絵の具などで好きな模様をつけることもできます。写真のものは、乾かす前に食紅で色をつけてみました。にじむので模様はかけませんが、色が混じり合ってグラデーションができるのを見るのも楽しいですよ!また、乾く前に穴を開けて後からひもを通せば、オリジナルのストラップにもなります。

自分なりの工夫をして、お気に入りの作品にしてみてください!

さらに、酢やレモン汁を大さじ1に減らして1〜3の作業をすると、カッテージチーズができます。ハチミツやフルーツと一緒にどうぞ。

なぜ牛乳がプラスチックに?

プラスチックは、同じ構造が繰り返し結びつくことでできる「ポリマー」です。

牛乳の中には、「カゼイン」というタンパク質が含まれています。ここに酢を加えると、カゼインが集まって沈みます。さらにこれを乾かすとカゼインどうしが結合して、ポリマーになります。こうしてプラスチックができます。

このプラスチックのすごいところは、土に埋めておくとボロボロになって無くなるところです。無くなってしまうなんてよくないことのようですが、実は「なくならない」ということが普通のプラスチックの弱点でもあります。普通のプラスチックは石油から作られ、海の中や地中でも分解されないので、海の生き物が食べてしまったり、環境を汚してしまうことにつながるのです。

ただ、牛乳で作ったプラスチックでは困る場面もあります。どんな物を作るには普通のプラスチックの方がいいか、他にどんなものからプラスチックが作れるのか、など、興味が出たらぜひ調べてみてください!

参照サイト

STEAM Powered Family “Turn Milk Into Plastic Toys!”

(文:佐藤琴音)

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