プログラミング教育の裾野を広げることを目指す「みんなのコード」は、無償のプログラミング教材を紹介する「おうちでCS」というウェブサイトを公開しています。CSはコンピュータサイエンス
のこと。身の回りの色々なところで使われているコンピュータで何ができるのか、学ぶことができます。紹介されている主な教材は「Hour of Code」と「CSファースト」の二つで、プログラミングでモノを動かしたり遊んだりする楽しさを気軽に体験できます。
約1時間でコーディングが体験できる「Hour of Code」は、世界中でプログラミング教室のイベントを行うアメリカの非営利活動法人Code. orgによって提供されています。Hour of Codeでは500以上のチュートリアルが用意され、「アナと雪の女王」や「マインクラフト」、「スターウォーズ」といった人気のキャラクターが登場します。キャラクターを動かして宝探しをしたりゲームを作ったりしながら、1ステップずつプログラミングの考え方を学ぶことができます。
CSファーストは、Googleが提供するプログラミング教材です。「おうちでCS」では、このうちの一部に日本語字幕をつけたものが紹介されています。1時間ほどのアクティビティから8時間ほどの本格的なものまで、レベルや興味に合わせて選ぶことができます。使われるのは教育用のプログラミング環境「Scratch」で、キャラクターやアニメーションなどを作る方法を学びます。Scratchはパズルのピースをはめるようにコーディングができるので、お子さんでも直感的に扱えます。
時間のかかるコンテンツにじっくり家で取り組んだり、好きなコンテンツを自分で選べるのも、お家での時間がたっぷりある今だからこそ。さらに今後は、教育用マイクロボード「micro:bit」を使った動画など新しいコンテンツが追加されるようなので、お楽しみに!
(文:佐藤琴音)