影は光さえあればどこでもできますが、じっくり調べてみたことはありますか?光をあやつると、影はいろんな形に変わっていきます。簡単な材料と道具を使って、光と影で遊んでみましょう!
まずは人の形に切った紙を試してみました。懐中電灯を上から当てると影の背が小さく、横から当てると高くなります。
そこでひょろひょろの人の形に紙を切ってみます。そのままではのっぽな大人のようですが、光の当て方を変えると・・・
小さい子どものような形の影ができました!
次に、うさぎとぞうの形に紙を切ってみます。
この二つは同じくらいの大きさですが、懐中電灯と壁の間で前後に動かしてみると、大きさが変わって見えます。そして・・・ぞうの方がうさぎより大きく見えるようになりました。
光の角度によって影の長さが変わる現象は、夕方になると影が長くなるのと同じですね。どうしてこうなるのでしょうか?
カギは、「光はまっすぐ進む」ということ。懐中電灯と壁や床との間に光をさえぎるもの(紙やブロック)があると、どうやって光は進むでしょう。光の進む道を考えながら、どうして影が長くなったり大きさが変わったりするのか、考えてみてください。
平らな紙だけでもいろんなしかけができますが、ブロックなど立体のものを使うと、光を当てる角度でどんどん形が変わって面白いですよ!家族や友達となんの形に見えるか言い合いっこしたり、影絵を使って物語を作ったり、楽しい遊び方を探してみてくださいね。
(文・写真:佐藤琴音)