氷を部屋に置いておくと、ゆっくりと溶けて水になっていきますよね。でもこの溶け方を変えることはできるのでしょうか?実は家に必ずある食塩を使うと、氷をみるみる溶かすことができるんです。
塩をかけると、氷が溶け出して水が流れ出しました。流れ出す水は、川のように水路の形を変えながら蛇行していきます。どんな風に水の流れる様子が変わるでしょう?よく見てみてください。
なにも混ざっていない水は0℃より温度が低くなると氷になります。そしてその氷を0℃より暖かい場所に置いておくと、周りの熱をうばって0℃の状態を保ち、溶けたり凍ったりを繰り返しながらゆっくりと溶けていきます。しかし食塩水は普通の水よりも凍りづらく、もっと低い温度にならないと凍りません。そのため、氷が溶ける速度がどんどん早くなります。さらに、温度も0℃より低くなります。
雪が降る日に、高速道路などで白い粉を撒いている車を見たことがありませんか。これも、同じ原理で道が凍らないようにしています。
塩以外にも、砂糖だったら?小麦粉だったら?同じことが起きるでしょうか。
キッチンにある粉などで他にも試してみてくださいね。ワクワクするために、凍らせる時に小さなおもちゃを埋めて楽しいかもしれません!