「カタパルト」とは、投石機のこと。大昔、戦争で石を飛ばすのに使われていました。電気もない時代、どうやって重い石を遠くに飛ばせたのでしょうか。今回は手のひらサイズのカタパルトを作って、その仕組みを調べてみましょう。
*固いボールを使うのは危険ですので、柔らかいものを飛ばすようにしてください。
固いボールを使うのは危険ですので、柔らかいものを飛ばすようにしてください。
このカタパルトが利用しているのは、エネルギーが別のタイプのエネルギーに変わって保存されるという性質です。スプーンを押し下げて木製スティックが曲がると、曲がった木製スティックに、変形を元に戻そうとする「弾性エネルギー」がたくわえられます。手を離すと曲げられた木製スティックが元に戻ります。その時に、たくわえられていたエネルギーがボールを動かす「運動エネルギー」に変わり、ボールは飛んでいきます。
スプーンを付けた木製スティックの傾きやスプーンを取り付ける位置を変えると、ボールが飛ぶ方向や距離も変わります。少しずつ調整しながら、どう飛び方が変化するのか研究してみてください!