2021.09.06│実践!STEAM

輪ゴムを弾いて楽器にしよう

ギターの演奏を見たことはありますか?いろいろな高さの音が出て、まるで合奏しているように聞こえますよね。でもギターをよく見ると、弦は6本しかありません。一体どうやって6本の弦からいろんな音が出せるのでしょうか?

今回は、ギターのように弦を弾く簡単な楽器を作ってみます。使うのは「輪ゴム」!輪ゴムをただ弾いてみてもべヨンとした音しか出ないでしょう?でも、けっこうきれいな音の楽器が作れちゃうんです。

用意するもの

  • 箱(ティッシュ箱くらいの大きさで、しっかりしたもの)
  • 厚紙
  • 輪ゴム
  • セロファンテープ
  • 輪ゴム

やり方

  1. 厚紙を4等分におり、セロファンテープで端をとめて三角柱を作ります。これが弦を持ち上げる「ことじ」になります。
  1. 箱に輪ゴムをかけます。
  2. 輪ゴムと箱の間に、1で作ったことじをはさみます。これで楽器の完成です!
  1. 輪ゴムを指で弾いてみましょう。音は出ましたか?きれいに鳴らない場合は、輪ゴムの張りが弱いのかもしれません。箱のサイズや輪ゴムをかける方向を変えてみましょう。ちょっと頑張って引っ張らないとはめられないくらいが良いです。
  1. 音が出せたら、ことじをスライドさせてみましょう!位置を変えると、音がどう変わるでしょうか?

どうしてこうなるの?

弦を弾いて出る音は、1秒間に弦が何回ゆれるか(振動数)で決まります。振動数が大きいとき、つまり弦がゆれる回数が多い時ほど音が高くなります。

この振動数は、弦の長さや張り具合によって決まっています。ことじの位置を動かして弦の揺れる部分の長さを短くすると振動数が増えて音が高くなり、長くすると振動数が小さくなって音が低くなります。

弦を弾いて音を出す楽器には、ギター、ウクレレ、チェロ、バイオリン、お琴など、いろんなものがあります。どうやって演奏するのか観察して、音の高さをどうやって変えているのか調べてみてください!


音を変える要素は、輪ゴムの張り具合やことじの位置だけではありません。輪ゴムの太さも変えると音が変わります。さらに、同じ太さの輪ゴムでも小さな輪ゴムを使うと張りが強くなり、音も変わります。いろいろな輪ゴムを集めて、音を比べてみてください。たくさんの輪ゴムを並べて、オンリーワンの楽器を作ってみましょう!

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