世界のSTEAM教育

2019.10.07

アメリカ ケンブリッジ 街ぐるみでSTEAM教育を強化する

地元企業と協力して行われたイベントの様子(市ホームページより)

アメリカ・マサチューセッツ州のケンブリッジは、「STEAM initiative」という取り組みを行なっています。

この取り組みが目指しているのは、生まれた時から成人にいたるまで、人々がSTEAM教育を受けられる機会を広げること。産官学の協力により、以下のようなビジョンが掲げられています。

  • ・経済的、社会的障壁にかかわらず、ケンブリッジの全ての住人が質の高いSTEAM学習を得られる
  • ・高校を卒業する生徒たちは高いSTEAMリテラシーと21世紀のためのスキルを持っている。これは、何をしたいか決断をする助けになり、技術が進む社会で積極的かつ責任ある住人になることができる
  • ・ケンブリッジは、STEM産業とSTEAM教育両方で先進的な街として全国的に認知される

そして、戦略的な計画として3つのゴールを定めています。

  1.  1. STEAM教育における平等性とアクセスを強化するシステムを作る
  2.  2. 教育機関や産業において、STEAM教育プログラムの質の目安を周知させる
  3.  3. 家族や学習者のSTEAM教育への参加を広げる

具体的な活動として過去に行われたものとしては、芸術家や教育者と協力しての、STEMと芸術の関わりがわかる授業案の作成や、インターンシップの実施などがあります。「STEAM教育へのアクセスを広める」という理念を体現するように、

このインターンシップは様々な種類が行われています。例えば、ある9~10年生向けのものは、STEM分野が重要視されていない地域の生徒を対象にしており、博物館やGoogle、MITで実際に仕事にSTEMが生かされている場を見たり、自分の知識を応用したりする機会となります。

また、コンピュータ科学の基礎知識がある生徒向けのプログラムでは、実際の企業でAndroidとアレクサ用のアプリを開発します。

このように、産官学の連帯をうながし、質の高いSTEAM教育が提供されるための活動が行われているのです。

参照サイト

マサチューセッツHP”STEAM Initiative”