アメリカのケンタッキー北部に、STEAM教育を採用した高校「Ignite Institute」が開校しました。
トヨタの研究所のに建つこの学校では、現代社会で必要とされる力を鍛えるSTEAMプログラムを用いています。
学校では、工学、コンピューターサイエンス、生物医学、教育、デザイン、看護の6つのコースをを提供しています。将来的には、物流や建設技術の授業も受けられるようになる予定です。入学基準はGPAには基づかず、生徒のキャリア・スキル目標が焦点です。全日制の実業学校ですが、近隣の学校に所属したまま並行して単位を取ることができます。
Ignite Instituteのサイトによると、週のうち3日がコアカリキュラム、2日が製作日です。様々な種類の作業室やラボが用意されているほか、大人は生徒が失敗しながら学んでいくのを助ける立場でいることを大切にしており、自発的な学びを中心としていることが伺えます。
共同校長の一人のウィッティス氏は、地域が質の高い働き手を維持するために生徒が地元のビジネスと関係を築いてほしいと考えており、「生徒のメンターとなり、ビジネスでの課題解決の機会を提供してくれるビジネスパートナーを探しています」と話しています。労働市場に備えるため、自分の領域に関連する会社でのインターンが必修となっています。
将来的には、大人のための夜間教室も開く予定です。