アメリカ・マサチューセッツ州のケンブリッジは、「STEAM initiative」という取り組みを行なっています。
この取り組みが目指しているのは、生まれた時から成人にいたるまで、人々がSTEAM教育を受けられる機会を広げること。産官学の協力により、以下のようなビジョンが掲げられています。
そして、戦略的な計画として3つのゴールを定めています。
具体的な活動として過去に行われたものとしては、芸術家や教育者と協力しての、STEMと芸術の関わりがわかる授業案の作成や、インターンシップの実施などがあります。「STEAM教育へのアクセスを広める」という理念を体現するように、
このインターンシップは様々な種類が行われています。例えば、ある9~10年生向けのものは、STEM分野が重要視されていない地域の生徒を対象にしており、博物館やGoogle、MITで実際に仕事にSTEMが生かされている場を見たり、自分の知識を応用したりする機会となります。
また、コンピュータ科学の基礎知識がある生徒向けのプログラムでは、実際の企業でAndroidとアレクサ用のアプリを開発します。
このように、産官学の連帯をうながし、質の高いSTEAM教育が提供されるための活動が行われているのです。