2021.07.15│STEAMレポート

【STEAM JAPAN AWARD 2020 受賞者インタビュー】 〜Silver賞 ビヨンド・コロナ・コンテスト 〜 チーム:GENIE

STEAM JAPAN AWARD 2021 ローンチ!

中高生の社会課題解決を表彰する、STEAM JAPAN AWARD 2021 今年も開催が決定し、7月13日にローンチしました!今年度の審査委員長はメディアアーティストの落合陽一氏です。是非皆さん、奮ってご応募ください。

▶︎STEAM JAPAN AWARD WEBサイト

▶︎プレスリリース

STEAM JAPAN AWARD 2020 シルバー賞受賞は・・・

そして昨年度、STEAM JAPAN AWARD 2020では、 滋賀県の立命館守山高校のチームGENIEがSilver賞を受賞しました。 チーム GENIEは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため様々なイベントが中止・延期となった中で、コロナを乗り超えていこうと言うコンセプトのオンラインイベント「ビヨンド・コロナ・ コンテスト」を開催しました。 活動の中心にいた3人に、どのような経緯で、企画したのか。また開催までに工夫した点、こ れからの教育など、様々なお話をオンラインで伺いました。

◆チームプロフィール
GENIEは、理系と文系に関わらず多彩な生徒が集まり、社会課題解決に挑んでいるチームです。人々に希望や夢の魔法をかけるアラジンのジーニーをモデルとして名付けました。これからも多くの人に笑顔を届けられるよう活動していきます!

〜「ビヨンド・コロナ・コンテスト」とは〜

コロナによって挑戦の場を失い、辛い思いをしている学生や、以前よりも暗くなってしまった日本に対して、コロナの自粛期間であっても新たな挑戦をしたり、コロナと必死に闘う人々を応援したり等、三つの部門を設け、日本をもう一度学生の力で明るくしたいという考えの元、 高校生自身でコンテストを創りました。それが、ビヨンド・コロナ・コンテストです。(引用: STEAM JAPAN AWARD 2020 WEBサイト)

ビヨンド・コロナ・コンテストとは

ビヨンド・コロナ・コンテスト

ビヨンド・コロナ・コンテスト発足のきっかけを教えてください。

富岡さん: 私自身、参加するはずの大会や研修などがコロナの影響でキャンセルになりました。私と同じ状況になっている人がいると思ったので、元気づけられることを何かしたいと思い、今回のイベントを実施するきっかけになりました。 また、独自でコロナの感染者動向のサイトを作っている友人がいて、その友人からも刺激を受けました。何か、自分も社会に残したいと強く思ったのと、行動を起こす励みになりました。

奥西さん: 最初は、小学生を対象にするものや校内の購買のような小さな空間で行うイベントを考えていました。しかし色々な人に相談した結果、オンラインで中高生を対象のイベントにしようと決めました。

ーGENIE結成までの流れは? どのようにしてこのチームは生まれましたか?

廣田さん: 私達は大学生と関わりや交流があります。その一つに、大学生がメンターに入ってくれて、”理系と文系 が融合して社会にインパクトを起こそう“と言うインパクトゼミがあり、私たち3人はそこで出会いました。このゼミをきっかけに、交流や他のオンラインプログラムにも参加するようになりました。奇跡的に集まったのが、このメンバーです。

富岡さん:私たちのメンバーは、それぞれの強みがあります。また、“何が何でもやり抜く力”がこのチーム 全体には強くあると思います。“寝ずにやり遂げる!”という気持ちもありました。 3人ともがこれだけの強い気持ちを持っていたのは、活動を進めていく上での大きなエネルギーになりま した。

GENIEとして活動を続けられる、モチベーションはどこから来ますか?―

奥西さん: とにかく自分が楽しいからです。ただそれだけです。楽しくなかったら、こんなに大変なこと続けられない と思います。本当にただ単純に楽しいです!

廣田さん: 私も本当に楽しいからだと思います。私は、昔からプレゼンテーションが好きです。挑戦することも好きで、幼い頃から頑張ったら「すごかったよ」「頑張ったね」と褒められました。そういった体験が嬉しくて、励みとなり、また新しいことも楽しく続けて来られたと思います。 今はもっと楽しいことをしたいと意欲があり、GENIEの活動をしています。 また、挑戦したことのない人の背中を押すきっかけに、今回のイベントがなったと聞き、それもまた私の活動力になります。

富岡さん: 友達の影響は大きいです。同年代にすごいと思う人がいて、その人に負けていられないと言う熱い思いがありました。コロナの影響もありますが、高校三年なので自分も何かを創り出したい、残したいと言う気 持ちがあり、それが活動のモチベーションになりました。 ビヨンド・コロナ・コンテストの取り組みについても、GENIEでのミーティングをした後すぐに企画書を書き上げて、翌日にホームページを作ってしまいました。作ってしまったから、やらなければいけないという環境作りを自ら作り、独学でホームページ制作に取り掛かりました。

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